2006年03月31日

民主党は神に嫌われているのか

遅い。
もう「辞任」でイメージアップできる時期は、とっくのとうに、はるかかなたに過ぎている。
前回の28日の日記では、9月の自民党総裁選について書いたが、どうやら民主党のほうの代表選は、少し早めに行われることになるようだ。
民主党の前原誠司代表はきょう31日、偽メール問題の責任を取って、代表を辞任する意向を党幹部らに伝えたという。
鳩山由紀夫幹事長も同様に辞任し、前原執行部は「総退陣」することとなった。
そして永田寿康衆院議員も議員辞職の意向を固めたそうだ。
野田佳彦国対委員長(当時)が職を辞し、後任に渡部恒三最高顧問(当時)が就くと言うことで事態の収拾を図りたいと、一度は考えた民主党。
永田議員に対しても、6カ月の党員資格停止処分とした。
ところが、永田議員が『西澤孝』などという名前を出せば出すほど、それまでの言動(「民間人を守るために情報提供者の氏名は公表できない」)と一致しない行動(衆院懲罰委員会での証言)に、党内外からの批判が高まっての代表の引責辞任――こういうことだと思う。
しかし、またしても、言っていることとやっていることが違う、というか、実にコロコロと指針が変わってしまった。
一度は、「生き恥をさらしてでも」と代表を続ける姿勢を貫いていた前原代表だが、今回の実にあっけない「決断」。
やはり、生き恥をさらしての人生を過ごすことにおそれをなしたのだろうか。

こうなると、これから楽しみになってくるのは、後任代表をめぐる戦い、代表選である。

いつでも代表への意欲だけは示し続ける河村たかし衆院議員は、今回も名乗りを挙げるだろうが、規定の20人以上の推薦人を確保することが出来ないのは明々白々。

今回こそはやる気になっているといわれる小沢一郎前副代表は、今回代表選に出馬しなければ、もう二度と表舞台に出ることは許されないだろう。
ただ、出馬し当選しても、今の自民党は「小沢代表」を恐れるだろうか?もはや小沢一郎は『歴史上の人物』ではないのか。

渡部国体委員長が就任を希望する鳩山由紀夫幹事長の代表選出馬は、鳩山氏が引責辞任したことからみて、どうにもこうにも示しがつかない。

前回、前原候補(当時)と激しい攻防(2票差)を繰り広げた菅直人元代表についても、田原総一朗氏に言わせれば『中古品』であり、菅氏が再度代表に就任した際、メディアの扱い方はずいぶん否定的なものになるだろう。

以上の人物以外にはもう、若手議員しかいないではないか。
それか、羽田孜元首相を担ぐか。そうなれば、それこそ、中堅・若手議員にとって党分裂は楽に出来るというものだ。
菅も、鳩山も、岡田も、そして、前原もダメ。これで、一体誰が大丈夫なのか。
私は、党の名実双方を向上させる代表として、『前原代表』を超えることの出来る人材が民主党内にはいない、と、きっと昔にどこかに書いたが、その前原もダメだったとなると、若手議員から『解党』の声が挙がってくるのは必至だろう。
しかし、実際に解党するほどのエネルギーが『ベテラン議員』勢にはあるだろうか。それも疑問である。

ゴタゴタ、自爆、人材不足の民主党。
民主党は神に嫌われているのだろうか。そうとしか思えない。
不戦勝を続ける政権与党の笑い声が聞こえてくる。
posted by Author at 14:41| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・政局 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月28日

本格加速! ポスト小泉レース

27日、来年度予算が参議院本会議において可決・成立した。
この予算成立で、一気に「ポスト小泉レース」が加速することになる。
去年から言われている「麻垣康三」は今もなお言われており、この4人の中から次の自民党総裁が生まれることは間違いない。
そして、その自民党総裁が次の内閣総理大臣になることも間違いない。
9月まであと5カ月ほど。
それまでに「麻垣康三」とその周辺にはどんな動きがあるのか。
小泉首相は「後継指名」をするのか。
そして何よりも、が出馬するのか。
党内最大派閥・森派は「康」=福田康夫元官房長官、「三」=安倍晋三官房長官の2人を抱えている。
そして、この2人は、他の「麻」=麻生太郎外相、「垣」=谷垣禎一財務相よりもダントツで世論の支持率の高い「総裁候補」候補2トップである。
外交政策において、靖国神社参拝推進派である「タカ派」の安倍氏と、東アジアとの友好的な関係構築を目指す「ハト派」の福田氏との対決という構図は、年齢(世代)の面から見ても、ある意味分かりやすい。
しかし、森派会長・森喜朗前首相にとって、この2人の直接対決は避けたいところ。直接対決となれば、それは森派の分裂を意味するからだ。要は、派内の候補を一本化したい。
仮に安倍氏を総裁候補ということで一本化したら、森派を「福田派」と名称変更することも検討しているというほどで、そこまで分裂に恐怖感を抱いているといえる。
麻生、谷垣両氏の動きをよそに、自民党内も「安倍か福田か」で二極化してきている。
中川秀直政調会長、竹中平蔵総務相らは安倍氏支持。山崎拓前副総裁、加藤紘一元幹事長らは福田氏支持、という風に。
この流れは9月に向けてさらに加速していくが、ただし、立候補表明は8月ごろではもう遅い。
麻生氏は6月、谷垣氏は5月に独自のマニフェストを発表する予定だ。
小泉内閣の官房長官として仕事に追われる安倍氏は、比較的早い段階で「小泉離れ」しなければならないといえる。
福田氏も、支持は高いが出馬する意思があまり本人にはないという現在の状況を早い段階に転じなければ、「本レース」に乗り遅れることになる。
ここまでに私が感じた、率直な「麻垣康三」についてのイメージを言うと、以下のようになる。

麻生太郎……他国への強硬姿勢を貫くことで支持を得たい。「政界の異端児」をアピール。
谷垣禎一……小泉改革の「影」と言われる経済格差・社会格差についての積極的な姿勢を強調。
福田康夫……自ら獲物を獲りには行かないが、周囲からの勧めが全体を占めれば勝負に出る。
安倍晋三……信念にぶれない姿勢を保ちつつ、政府内・党内の調整も細やかに出来ることを示す。

予算案成立後の記者会見で、小泉首相は指導者の3条件として、「使命感」「洞察力」「情熱」を挙げた。
この4人の中に、この3条件を満たす人はいるだろうか。今後の動きに注目だ。
posted by Author at 11:28| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・政局 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月23日

「適当」に日々のニュース雑感

王ジャパン世界一!
対韓国戦での2連敗、誤審騒ぎ、奇跡の準決勝進出、そして、イチローのイメチェン。
私なんかは、イメチェンとか何とかでなく、ただ単に今まで、イチロー選手は自身の持つパーソナリティーをマスコミ側に見せていなかっただけだと思うが、確かに、クールさが際立っていた今までのイチローらしくないといえば、らしくないWBC期間だった。

それにしても、つくづく色んなニュースがあるからこそ日本は面白いと思う。
良いニュースも、悪いニュースも、その見方次第でいかようにも楽しめる。
もちろん、殺人事件を好奇心を煽るような形で報道することは良いと思わないが、ただ、それもある意味豊かな社会でなければ出来ないことだと思うのだ。
それでは、日々のニュース雑感をチョコチョコと書きたい。

筋弛緩剤点滴事件・守大助被告裁判
守被告は無罪を訴えているが、有罪・無罪に関わらず、裁判長が弁護側の証言を聞かないというのはおかしい。
裁判のスピーディー化と裁判の中身を空にすることとは違うのであって、検察・弁護側両方の意見を総合的に判断するのが裁判長のすべき仕事だと思うし、至極当たり前のことだと思うのだが。

永田寿康衆院議員 衆院懲罰委員会で弁明
今回の懲罰委員会で何項目かの事実が明らかになったが、正直いってどれもたいしたものではなく、こんなことで永田議員は元記者を信じたのか、というものである。
十分な根拠が足りない中での質問は、一体なんだったのか。永田議員の馬鹿さ加減を感じるのだが、どうだろうか。

新橋演舞場で出火 「タッキー」公演中
死者が出なくて良かった、というところだが、やはり舞台の火薬の使い方など考慮すべき点は多々あるだろう。
迅速な場内アナウンスが客をうまく劇場外へ誘導したという。常日頃からの危機管理体制の整備が重要ということか。

最後に余談だが、ソフトバンク新書が創刊した。
早速、敬愛する高田純次氏著『適当論』を読むが、高田さんの書いた本というよりは、精神科医・和田秀樹氏による高田さんの精神分析といったところである。
また、「書き人知らず」の高田純次考察みたいなのも含めて、これで高田純次著というのかはいささか疑問だが、ここに来て日本人、抜くべきところで手を抜くという「適当論」を胸に刻んでみてもいいのではないだろうかと強く思う次第。

なんだか中途半端な所だが、きょうはひとまずこの辺で失礼したい。
posted by Author at 10:32| 東京 🌁| Comment(5) | TrackBack(2) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月09日

民主党の黄門様

「まだいたの?」と言っては失礼だが、世間的にはそういう状態にあった渡部恒三氏の民主党国対委員長就任は何を意味するのか。
自民党竹下派「7奉行」の一人。衆院副議長も務めた大の付くベテランで、「会津のケネディ」とも呼ばれた。
今回の国対委員長就任、率直に言って私が受けた印象は「民主党は社民党さながら」である。
こう書くと社民党の方から怒られてしまうかもしれないが、議員が少なく、新人議員でさえ党の要職に就ける――というのが社民党の実態だと思うが(というかそもそも新人議員を生み出せない)、
ピンチのときに出てくる名前がいっつもおなじ名前だと言うのは、これは、野党第一党として実に情けない。
渡部氏は「自分が国対委員長を受けたら笑いものになると思ったが、党の再生のために引き受けた」と語っているが、いくらピンチの状態とは言えども、党の最高顧問から国対委員長へ、というのはずいぶんと異例だろう。
麻生外相や、自民党の細田国体委員長も「教えを請いたい」などと言う“民主党の黄門様"はこの国会会期中、一体どんな巻き返しを図ろうとするのであろうか。
ただ一ついえるのは、前原誠司は9月代表選の後には代表ではないだろうということだ。
(きょうは短めにこの辺で失礼します)
posted by Author at 15:08| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 政治・政局 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。