2007年09月11日

“無駄なもの”≠“遊び心”

「AIBO」では果たせなかった(!?)ソニーの夢が、再起動する。

ソニー:動き回る音楽プレーヤー「ローリー」29日発売

 ソニーは、音楽に合わせて本体が動き回る卵型の音楽プレーヤー「ローリー」を29日に発売する。得意のオーディオ技術に、犬型ロボット「AIBO(アイボ)」で培った動作制御技術を組み合わせ、聞くだけでなく見ても楽しい、新しいタイプの音楽プレーヤーを提案する。

 重さ約300グラムで、手のひらに乗るコンパクトなサイズ。パソコンから取り込んだ音楽をローリーが自動で「解析」し、リズムや音調に合わせてアームと呼ぶ左右のふたを開け閉めしたり、二つの車輪を回転させて、ダンスのような複雑な動きを繰り返す。

 1ギガバイトのフラッシュメモリーを内蔵し、最長約46時間分の音楽データを記録可能。オープン価格だが、市場価格は4万円前後の見込み。ライバルの米アップルが画面に触れて操作する「iPod」の新商品を発表するなど音楽プレーヤーの競争が激化する中、ソニーは「動き」を強調した今までにはないタイプの商品を投入する。【赤間清広】

(11日、毎日新聞)
動画はこちら

昨日、テレビ東京『速ホゥ!』だったか『WBS』だったかで、この「ローリー」の動くさまを見たのだが、何ともかわいらしい動きをしていた。
話によると、楠田枝里子さんが飼っていることでおなじみの「AIBO」製作チームが生み出したものだという。

NHK教育の『美の壷』を見るまでもなく、日本は江戸時代、「からくり人形」を製造するなど、実用的なものに“遊び心”を加える能力には長けている。
いわば西欧的発想では“無駄なもの”として排他されてしまいそうな技能を前面に押し出すことで、製品(あるいは「作品」)そのもののキャラクター性を強固なものにさせる。
そうした日本人特有の発想は非常に誇れるものだし、タカラトミーの製品などにはその“遊び心”という志が残っているように思う。

この「ローリー」であるが、“ダンス”をしているところは、近未来SF映画で見たかのような、まさに「未来の道具」のような動きなのである。
特に、この「ローリー」がいくつか並んで“ダンス”をすれば、予想以上の近未来性が表現できるのではないかと思う。

設定価格については、やはり“近未来玩具”なりの高価格だが、個人が楽しむ目的に購入するのはもちろん結構だけれども、企業の展示会やレセプションなどで活躍することが十分に考えられる。
個人的には、価格の「ゼロ」が一つ減れば、ティーンエイジャー含め、話のタネついでに購入する層が増えるだろうとは思うが、この「ローリー」が果たすべき役割は、必ずしも「多くの人に使われる」ことではなく、「多くの人に近未来性を感じさせる」あるいは「夢を感じさせる」ことであるならば、企業向け製品として適正な価格だと言えるかもしれない。

対するアップルは、携帯電話機「iPhone」の販売台数が100万台に達したと発表した(9日時点)。
「AIBO」は、個人向け商品として必ずしも成功した事例とは言えないが、“遊び心”で世界を魅了する「近未来製品」シリーズの製造・生産を、今後ともソニーには期待したい。

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posted by Author at 10:11| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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