2007年09月28日

「中宏池会」構想は早ければ年内にも?

早くも“ポスト福田”を見越した動きが、本格化しだす。

<中宏池会>古賀、谷垣両派メンバーが会合 協力強化を確認

 自民党の古賀、谷垣両派のメンバーが20日夜、東京都内で会合を開き、総裁選を機に協力関係を深めていくことを確認した。出席したのは、古賀派が太田誠一元総務庁長官、金子一義元行革担当相ら、谷垣派が川崎二郎元厚生労働相、中谷元・元防衛庁長官らで、会長の古賀誠元幹事長、谷垣禎一元財務相は参加しなかった。

(21日、毎日新聞)

ご紹介するのが遅くなってしまったが、自民党総裁選中、古賀派と谷垣派が気になる動きをしていた。
古賀派の“ナンバー2”(太田誠一元総務庁長官)らと、谷垣派の“ナンバー2”(川崎二郎元厚労相)らが会談を行い、総裁選をきっかけとして、両派の協力関係を強化することを取り決めたのだ。

このブログでは、以前から「大宏池会」構想の行方を追っているが、現実的な問題として、とりあえず「中宏池会」でまとまりそうだということが言えそうだ。
先日の“党四役”人事で、福田康夫総裁は、古賀誠元幹事長(古賀派会長)を「選挙対策委員長」に、谷垣禎一元財務相(谷垣派会長)を「政務調査会長」に、それぞれ充てた。
1か月前であれば考えられないことだが、今やすっかり、古賀派も谷垣派も“主流派”である。
天下の“主流派”として自派ブランドの価値が色褪せないうちに、古賀派も谷垣派も「大きな仕掛け」を仕掛けてくるに違いない。
その「仕掛け」こそが「中宏池会」構想であり、「大宏池会」構想が麻生派の“不関与”によって実現されえない現状において、最も実現可能性が高いのが「中宏池会」構想である。

私の感じる印象で言えば、早ければ年内にも「中宏池会」構想は現実のものとなるのではないかと思う。
古賀氏も谷垣氏もこの構想自体には大変乗り気であるし、明確な総裁候補を持たない古賀派にとっても、今や政調会長となった谷垣氏を共同の総裁候補にしてまとまることは、そう受け入れにくい話でもない。
ましてや、古賀派・谷垣派と政策的に距離の近いとされる福田氏が総裁に就任している今、“ポスト福田”を福田氏以外で考えるならば、残る駒はせいぜい谷垣氏しかいない。

古賀派と谷垣派が手を結ぶ日は、そう遠くない未来にやってくる。
今後問題となるであろうことは、麻生派(為公会)の対応である。麻生派は麻生派で「俺たちこそが“宏池会”の本流だ」と主張してくるだろう。
とはいえ、このブログでも以前取り上げた通り、麻生派(当時:河野グループ)は宏池会から出て行った立場であり、どうしても「宏池会傍流」の印象が拭えない。
総裁選での麻生太郎前幹事長(麻生派会長)の主張を聞いてますます感じたのだが、私にはどうも、麻生派が旧宮沢派の流れを汲む“宏池会”だとは考えられない。
2001年の「加藤の乱」(詳しくはこちら)で分裂して誕生した古賀派と谷垣派こそが宏池会の本流であるという意見は、一般国民としても、あまり問題なく受け入れられるだろう。

福田総裁の下、古賀氏も谷垣氏も陽の目を浴びることになった。
しっかりとポストを獲得した両氏は「中宏池会」構想実現のため、本格的な動きを始動し始めるだろう。
しかし「陽の目を浴びる」とは、言い換えれば、「白日の下に晒される」ということでもある。
どう考えても、この「中宏池会」構想が、政治家・古賀誠にとっての最後の大仕事になることは間違いない。
最後に笑うものが一番よく笑う――。最後に笑うのは、誰だ?

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posted by Author at 21:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・政局 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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