2008年03月31日

“国民への謝罪”は福田流アピール!?

異例の謝罪会見からは、首相の「誠実さ」アピール戦術がうかがえる。

福田首相、国民に謝罪「政治のツケを国民に回す結果となり心よりおわび申し上げます」

 福田首相は31日午後6時から会見を開き、国民に謝罪した。

 福田首相は「地方財政や国民生活への混乱を防げなかったことは残念です。与野党間で解決できなかったとはいえ、政治のツケを国民の皆さんに回す結果となってしまったことは、心よりおわび申し上げます」と謝罪した。

 福田首相は、謝罪をしつつも民主党については、「自分たちは譲ることはできない」、「なぜなら、国民の、日本経済全体に責任を持つ首相としては、そうした姿勢について容認できない」と主張した。

(31日、FNN-NEWS.COM)

福田首相、民主党と十分な話し合いができなかったことについて「誠に残念だ」

 福田首相は、31日午後6時から会見を開き、民主党と十分な話し合いができなかったことについて「残念だ」と述べ、あらためて遺憾の意を示した。

 福田首相は「私どもが寄りつく(取りつく)島もないという状況という。これは私は、決していい状況ではないんだと。そして、話し合いが十分行われないということは、誠に残念なことだと思っております」と述べた。

(31日、FNN-NEWS.COM)

福田首相は今日(31日)午後6時、「地方財政や国民の生活への混乱を防げなかった」として、国民に対する謝罪の会見を行なった。
「劇場型政治」が小泉純一郎元首相流のパフォーマンスだったとすれば、今回の福田首相の「謝罪会見」は、福田首相流のアピールだといえるだろう。
国民に対して謝罪をするというのは、国民目線での政治実現を謳う福田首相らしいといえば、福田首相らしい。

福田首相が小泉元首相流の「劇場型政治」を嫌う政治家であることは、以前にもこのブログで書いたが、福田首相としては、どういう形で国民に対して“誠意”を見せればいいのか、苦慮しているものと思われる。
今日の会見では、福田首相は官僚の用意したペーパー(原稿)を“自分の言葉”に書き換えたりして、国民に対するメッセージを送った。

明日(4月1日)からガソリン代を安くするガソリンスタンドが多く現れる予定といい、事実、すでにもうガソリン代を下げているガソリンスタンドも存在しているという。
たしかにガソリン代が下がることは国民にとっては歓迎すべき事柄かもしれないが、それによって地方居住者を主とする国民が多大な被害を被る可能性も指摘されている。

参院で一番多くの議席を獲得していながら、肝心要の“財源”について明確な説明ができないというのでは、「責任ある与党」ではなく、「口だけの野党」の身分に甘んじているのだと見られても致し方ないのではないか。
民主党は、自分たちの行動が国民に喜びをもたらしているどころか、多大な混乱を及ぼしているのだとの認識を持つべきだ。
民主党が導いた“混乱”でありながら、その責任について国民に対して謝罪するという福田首相は、“財源”について明確な説明を果たせないままでいる小沢代表と比べてみた時、はるかに潔いものではないかと思う。



<追記>

今日(31日)から、夕方ニュース・情報番組『イブニング・ファイブ』(TBSテレビ)がリニューアルされた。
番組放送開始4年目にして、スタジオセットが白を基調としたものに変わり、番組のテーマ曲も葉加瀬太郎氏作曲のものに変更された。
私としては、この番組リニューアルは大成功だと思う。
ニュースのヘッドライン・テロップも、私が趣味で作成したものと酷似しており、私にとってはほぼ理想形であった。
全体的に番組の雰囲気が明るくなり、欧米のニュース番組にも引けを取らないCG・アニメーション技術が駆使されていると思う。

引き続き、平日16:54〜 『速ホゥ!』(テレビ東京)もご覧頂きたい。

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2008年03月28日

福田首相の「英断」、小沢代表の「逃げ」?

以前の2つの政権下でも決められなかったことを、福田首相は決断した。

道路特定財源 首相が一般財源化など新提案 民主は拒否

 福田康夫首相は27日、首相官邸で緊急記者会見し、(1)09年度から道路特定財源を一般財源化する(2)道路整備中期計画を現在の10年から5年に短縮して新たに策定する−−などの新提案を発表した。揮発油(ガソリン)税の暫定税率の即時廃止は否定した。これを受けて民主党は国会内で幹部会を開き、一般財源化を「大きな前進」と評価したが、暫定税率について「見解を全く異にし評価に値しない」と提案拒否を決めた。年度内に租税特別措置法改正案が成立するめどはなく、31日の暫定税率期限切れ、4月以降のガソリンの1リットル当たり25円値下げは依然、不可避の情勢だ。

 首相は一般財源化した道路予算を地球温暖化や少子化、救急医療対策などに使うと説明。道路特定財源の使途や税率、道路整備計画の中身などを話し合う与野党協議会設置を呼び掛け、「08年度予算で一般財源としての使い道に現実的な提案があれば応じる。(話し合いを)最後まであきらめない」と修正協議を促した。民主党の小沢一郎代表との党首会談にも意欲を示した。

 民主党が求める暫定税率の全廃については「2兆6000億円の財源が失われ、都市も地方も財政難に陥り景気の足を引っ張る。08年度からの廃止は現実無視だ」と批判した。

 首相会見に先立ち、民主党は(1)08年度から完全一般財源化(2)暫定税率の即時廃止(3)天下りの廃止−−の「小沢3原則」を発表。新提案に先手を打った。

 民主党幹部会は提案拒否を決めたが、前原誠司副代表は毎日新聞の取材に「改革の本質は完全一般財源化だ。暫定税率だけにこだわるべきでない」と語り、受け入れを検討すべきだとの考えを示した。与野党協議も、民主党は各党政調会長、国対委員長の合同会議なら応じる姿勢だ。

 また、自民党の伊吹文明幹事長は記者会見で、首相提案について「党内手続きを取っていない」と不快感を示した。伊吹氏は28日、民主党の鳩山由紀夫幹事長と会談する。

 一方、自民、公明両党は27日、今月末に期限が切れる租税特別措置のうち、道路特定財源を除く部分の適用期限を4月末まで延長する「つなぎ法案」を衆院に提出する方針を決めた。伊吹氏は、同法案を与野党合意で年度内に成立させるよう鳩山氏に提案した。

 民主党は同種のつなぎ法案を参院に提出しており、受け入れるべきだとの意見も強まっている。同党幹部の一人は「4月に政府案を再可決しない確約があれば応じられる」と語った。【中川佳昭】

 【ことば】一般財源化

 税金の使い道があらかじめ決められている特定財源を、使い道を限定しない一般財源に替えること。道路特定財源の場合は02年度2247億円、06年度472億円、07年度1806億円を一般財源化。08年度予算案では1927億円を一般財源化分に計上している。別枠で道路関連事業に充てる使途拡大分もあり、08年度は高速道路料金の引き下げなど4042億円が予定されている。

(28日、毎日新聞)

福田康夫首相は昨日(27日)午後、緊急の記者会見を行い、平成21年度から、道路特定財源の「一般財源化」を実施すると発表した。
道路特定財源の「一般財源化」とは、道路の建築や補正のために集められたお金を、道路のため以外の目的にも使えるようにする仕組みだ。
これにより、道路に関する支出だけでなく、社会保障費や教育費などにも予算を回すことが出来る。

小泉純一郎元政権、安倍晋三前政権でも、道路特定財源の「一般財源化」を要望する声は政府内外から主張されていた。
しかし、この2つの政権でも実現化の決定はなされず、今回、福田首相の「決断」により、初めて道路特定財源が「一般財源化」されることになった。
自民党には、道路がらみの利権を握るとされる「道路族」と呼ばれる議員が多くいるが、今回、福田首相は、あえて「道路族」からの反発を招いてでも、様々な用途にお金を使えるようにするという決断をした。
今回、福田首相のリーダーシップが強く示されたことは間違いない。

民主党は、ガソリン料金に含まれるガソリン税(揮発油税)をカットし、ガソリン代を25円安くさせようという政策を主張している(「暫定税率の廃止」)。
たしかに、ガソリン代が25円下がるのは、国民にとっては喜ばしいことかもしれない。しかし、ガソリン代が25円下がることで損をするのは誰かといえば、これもまた国民なのだ。
どういうことかというと、ガソリン税は道路特定財源の一部として、現在は道路のための予算として使われているが、これをカットするということはすなわち、「ガソリン代は安くするけど、必要な道路の整備や補修は行いません」ということなのである。
ところが、民主党はそんな“正直”なことは言わない。「ガソリン税は安くするし、道路の整備や保証も行います」という、実に耳障りのよい、甘い言葉をささやいているのだ。
ではそのための財源はどこから得るのかというと、民主党側はこれを合理的に一切示していない。まさに「絵に描いた餅」なのだ。

福田首相は、民主党の「暫定税率の廃止」政策について、「現実無視の議論だ」と批判した。
私もそうだと思う。民主党は参院第一党として責任ある説明を果たしていない。まるで魔法かなにかで、理想が現実になるかのようなことを吹聴しているのだ。
昨夜(27日)の『NEWS ZERO』(日本テレビ)では、村尾信尚キャスターが「福田さんは国民に対して決意を示した。次は民主党の小沢さんの番ではないですか?」との趣旨のことを言っていた。
その通りである。次は、民主党の小沢一郎代表が現実的な施策について説明責任を果たす番だ。

甘い言葉をささやくことが出来るのは、発言に責任を持たない(あるいは、持てない)人間だけだ。
米民主党のバラク・オバマ上院議員も、イラク戦争開戦当時は州議員であったから「イラク戦争反対」を主張できた。仮に彼が当時国会議員であったら、そういう甘い言葉を主張することはできなかっただろう。

今、福田首相は、国民に対して明確な決意を示した。私自身は道路特定財源の「一般化」について賛成の立場だ。
必要な道路を作ることはもちろん大切なことだが、同等に教育のための予算や社会保障のための予算も確保されるべきだ。そういう意味では、来るべくしてこの時が来たと感じている。

少し政局的なことを書けば、福田首相は今回の「英断」(私はそう呼ばせてもらう)にあたって、事前に与謝野馨前官房長官や古賀誠選対委員長に必要な相談を行なっていたのだと、私は確信している。
与謝野氏は福田首相の「相談相手」的存在であり、古賀氏は自民党内の「道路族」を代表する議員でありながら、福田政権における非常に重要なキーマンだ。
自民党総裁就任前、福田氏が古賀氏の議員事務所を訪れ、「(古賀さんのことを)頼りにしているんだから」と、笑顔交じりでボソッと言ったことがあった。
伊吹文明幹事長や町村信孝官房長官にまで相談はしていなかったかもしれないが、福田首相が事前に与謝野氏や古賀氏と連携を取っていたと考えるのは当然だろう。
囲み取材で古賀氏は「総理の決断にびっくりした」というようなことを言っていたが、もちろんこれは古賀氏なりの高度な「政治家ことば」の用法だ。

さて、福田首相は、一つの重大な決断を行なった。
民主党の小沢代表は、はたして国民に対してどういう説明を果たすのだろうか? あるいは、今回もまた“逃げる”のだろうか。
少なくとも現時点において言えば、小沢代表を福田首相と比較してみた時、小沢氏は「説明責任を果たしていない」党首である。その姿は、もうすでに“逃げ”ているものだと見なすことも出来る。
「耳に痛い話」を言えない民主党なんて、イデオロギーが(基本的には)一致していた旧社会党よりも下劣である。

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2008年03月26日

福田政権半年 支持率気にせず「不退転の覚悟」貫け

えてして評論家などいい加減な商売人である。

<福田首相>外交日程目白押し…就任半年、正念場

 26日に就任半年となった福田康夫首相は、内政問題に振り回されて得意の外交面も具体的成果は乏しい。「日米同盟とアジア外交の共鳴」を掲げる首相。今後、中国の胡錦濤国家主席の来日、北海道洞爺湖サミットなど外交日程が目白押しで、局面打開に向けた正念場を迎える。

 「きちんとやるべきことはなされている。7月のサミットなどでリーダーシップがますます発揮されることを期待する」

 藪中三十二外務次官は24日の会見で語ったが、外務省内には「『外交マジック』は効かない」という悲観論が広がっている。

 日米関係は「過去最良」とされた小泉政権時代と比較できないほど冷え込んだ。昨年11月の初訪米はインド洋の海上自衛隊による給油活動の早期再開への決意を伝えるなど関係修復に追われた。今年1月には新テロ特措法が成立して給油再開にこぎつけたが、相次ぐ防衛省の不祥事の影響もあり、日米同盟に関連する安全保障論議は進んでいない。

 政権浮揚のカギとみられた日中関係もはかばかしくない。昨年末の首脳会談で今年を「日中関係飛躍元年」と位置づけたが、東シナ海のガス田開発問題は先送り。1月末に中国製冷凍ギョーザ中毒事件が発生、さらに3月にはチベット自治区の暴動が起き、5月の胡主席来日を控えて対応に苦慮している。

 対話路線に軸足を転換した対北朝鮮外交もこう着が続く。北朝鮮メディアは「福田政権は安倍政権よりも狡猾(こうかつ)」などと批判を始めた。4月13日に期限切れを迎える対北朝鮮経済制裁は再延長が避けられず、北朝鮮側の反発は必至だ。【中澤雄大】

(26日、毎日新聞)

福田政権は今日(26日)、発足から半年を迎えた。
安倍晋三前首相の突然の辞任により行なわれた総裁選で、福田康夫候補は麻生太郎候補を破り、内閣総理大臣の職に就いた。
父子揃って総理になったのは、日本の政治史においては今回が初のケースである(康夫氏の父は、赳夫元首相)。

発足から半年を迎えた福田政権だが、必ずしもここの所の評判はよくない。
一部報道機関による世論調査では「福田政権を支持する」は31%に留まり、自民党支持率はさらに深刻な状況だ。
毎日新聞の山田孝男専門編集委員は、24日(月)のコラムで以下のように指摘している。

 民主党切り崩しは可能。福田はそう踏んでいる。「思考停止で投げやりになっている」(週刊新潮3月37日号)というより、理不尽な抵抗に屈してたまるかの一念にとらわれていると見た方が正確だろう。

 憤りのせいか、福田のコメントにさえがない。喜劇作家、三谷幸喜をして「明らかに面白いことを言おうという意思がうかがえ、しかも確実に面白いことを言っている」(03年11月5日、朝日夕刊)と言わしめた官房長官時代の切れがない。
(敬称略)

たしかに、「米軍はどうなっちゃったんでしょうねぇ」「(民主党の対応は)わけが分からない」という福田首相の発言は、官房長官時代と比べ、無責任かつ他人事であるかのように聞こえる。
首相としての重みに欠ける発言が目立ち(もちろん、一部メディアは“あえて”その発言だけをピックアップして紹介しているのだが)、国家の指導者としての威厳をあまり感じられないと見る方も多いだろう。

今夜の『速ホゥ!』(テレビ東京)では、白鴎大学の福岡政行教授が「『あれやりたい』『これやりたい』というものがはっきりしていれば国民は安心できるのだが、福田首相にはそれがないので国民は安心できない」ということを言っていた。
福田政権の擁護に回る意図はないが、これは、まったくもってふざけたコメントである。

安倍前首相は「美しい国を創ろう」と標榜して、戦後レジームから脱却した国家社会を築こうとした。これこそはまさに、福岡氏の言う『あれやりたい』『これやりたい』である。
その安倍前首相の姿勢を「ナショナリズム的だ」とか、「国家は個人のものではない」とか変な理屈を付けて非難していたのは、一体どこの誰であったろうか。
福岡氏は他人の批判をする前に、自分の舌がどういう舌をしているか、鏡でよく見た方がいい。

今後の政治スケジュールとして、福田首相は、韓国の李明博大統領との首脳会談、中国の胡錦濤国家主席の訪日、そして7月の北海道・洞爺湖サミットを控えている。
「全方位外交」を議員生活におけるテーマの一つにしている福田首相にとって、まさにこれからが「正念場」だ。「得意分野到来」ということである。

某大学の某教授をはじめとして、多くのメディアは面白おかしく政権・与党を批判する。それはもはや「論評」ではなく、「オフザケ」だ。
私に言わせれば、内閣支持率だとか各種世論調査というものは、まったくといっていいほど価値を持たないものだと思う。
手前味噌になるが、このブログを書いている私の「これまでの人生の支持率」など10%〜30%ぐらいなものだし、多くの人に可愛がってもらってここまで成長させていただいたが、同時に、周囲に多くの敵を作り出してきた。

言いたいやつには、言わせておけば良いのである。思いたいやつには、思わせておけば良いのである。
私は「人によって好き嫌いがはっきりする人間」として、これまでの生涯を歩んできたが、この人生であることに一切の後悔はない。
私は、こうして生きることしかできなかった。そしてこの人生は、私の小さな(そして時折、大きな)決断の積み重ねによって築かれた人生である。

「誰が選んでくれたのでもない。自分で歩き出した道ですもの。間違いと知ったら、自分で間違いでないようにしなくちゃ」とは、名女優・杉村春子主演の舞台『女の一生』における台詞だが、福田首相には「国民のために『これ!』と決めたら不退転の覚悟でやる」という決意を、もっとストレートに国民に示してもらいたい。
福田首相は首相就任前、テレビ東京の篠原文也解説委員に「日頃心がけていることは何か?」と問われ、「腹をくくり、不退転の覚悟を決めることだ」と答えたそうだ。
福田首相は、ああ見えて腹の据わった男である。日々覚悟を決めている男である。

人の揚げ足を取って批判をするのは簡単だ。私自身、かつて民主党や同党の小沢一郎代表らを批判してきた(もちろん、このブログでも)。
しかし、私は福田康夫という政治家の行動に期待したい。
支持率などはどうでもいい。世論調査もどうでもいい。大事なのは、「こうと決めたら必ずやる」という不退転の覚悟だ。
福田氏が日頃心がけているとかつて言ったそれを、これからの「福田外交」で100%表現していただきたいと思う。

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2008年03月25日

“道州制”なんて気持ち悪い

道州制のある日本に住むなんて、ドラマ『プロポーズ大作戦』のラストシーンに続きを付けるのと同じくらい、みっともない。

<道州制>ビジョン懇が中間報告 課税自主権を盛り込む

 政府の「道州制ビジョン懇談会」の江口克彦座長(PHP総合研究所社長)は24日、課税自主権や立法権を持った「地域主権型道州制」の導入を柱とする中間報告を増田寛也総務相に提出した。基礎自治体も含む区割りと税財政制度については、新設する専門委員会で検討したうえ、09年度中にまとめる最終報告に盛り込む。道州制基本法を2011年の通常国会に提出し、18年まで導入するよう政府に求めている。

 中間報告は、現在の中央集権体制、東京一極集中が「国全体の活力、国力を大きく低下させた」として、各地域がさまざまなことを独自に決定できる地域主権型道州制への転換を提言。国家の統治機構を「国」「道州」「基礎自治体」の3層制とし、国の役割を外交や安全保障、通商政策など16項目に限定した。基礎自治体は福祉や教育、下水道など地域に密着したサービスを行うとしている。

 道州は▽広域の公共事業▽大学以上の高等教育▽産業振興▽雇用対策▽電波管理などを分担する。課税自主権や道州債の発行を可能にする。1院制の議会も設け、首長と議会議員は住民の直接選挙で選出する。議会と行政庁の所在地は各道州が決定する。道州や基礎自治体間の新たな財源調整制度は専門委員会で検討する。

 道州制基本法の実施機関として首相や閣僚、経済団体代表、有識者から成る「道州制諮問会議」、その支援機関として自治体の首長や市民、有識者などで構成する「道州制推進会議」を設け、国民の理解と協力を求める。【七井辰男】

(24日、毎日新聞)

かねがね申し上げたかったので書かせていただくと、私は道州制に断固反対だ。
私が道州制に反対する理由は、「地方分権」だとかいう次元の話の前の問題である。
現在ある47の都道府県を解体してそれを再編するとは、情緒的に激しい嫌悪感を抱くような発想だ。

一体どこの誰が「道州制」などという、文化破壊的計画を画策したのであろうか?
「道州制」などという発想が生まれてくること自体、生理的に気持ちが悪い。
私は東京都民として首都の変更には心から抗議するし、今自分の住んでいる所が「関東州 東京郡」などと名付けられたりしたら、非常に不愉快だ。
日本共産党公認の候補が都知事になるのと同じぐらい、吐き気がする。いや、それ以上といってもいい。

地方分権を主張する意見には理解できる点も少なくはないが、私は「道州制」には絶対反対する。
道州制なんてものが実現化するくらいなら、私はよっぽど日本から出て行こうと思う。
道州制などというものが存在する日本国など、私の知っている、ゆかりのある日本国というものではないし、そんな気色悪い国家の国民である必要性は感じない。
私としては、「道州制」計画の華麗なる頓挫を、心から期待する。



<追記>

さて、今夜9時00分〜、フジテレビにてドラマ『プロポーズ大作戦 スペシャル』が放送される。
『プロポーズ大作戦』は、2007年にフジテレビ系列で放送された“月9”ドラマだ。
私は、本放送の時にはこのドラマを見ていなかったのだが、偶然再放送を見たのをきっかけに、面白い展開のドラマだと思った。
「プロポーズ大作戦」という番組タイトル自体、私にとっては懐かしいものであるし、桑田圭祐氏作詞・作曲の主題歌『明日晴れるかな』にも心動かされた。
以下、本放送のネタバレとなるのであるが、私はこのドラマの最終回のラストシーンに、ひどく満足している人間である。

このドラマの詳細なあらすじはこちらをご覧頂くとして、ラストシーンについて少し書かせていただきたい。
ラストシーン、坂道にて、タクシーを後ろから手で押す山下智久。
そこに聞こえてくるのは、長澤まさみの「ケンゾー!」という掛け声。長澤まさみは、山下智久のことを子供の頃からこれまで「ケンゾー」というあだ名で呼んできたのだが、藤木直人との結婚が決まってからは、昔のように「ケンゾー」とは呼んでくれなくなっていた。
そんな時に、結婚式の途中である時分に聞こえてきた、長澤まさみの「ケンゾー!」という呼び声。
その声に反応して、山下は、かすかな微笑みを浮かべながら振り返る。

――ドラマは、これで終わる。明確な物語の完結はない。
私はこのラストシーンの、現実とも虚構とも受け取れるふわふわとした雰囲気が大好きで、このラストシーンは日本ドラマ史上かつてないほど素晴らしいものだと思う。
このラストシーンの続きが、今夜の『スペシャル』ということになるのだが、私はこのラストシーンに続きをくっ付けるというのは、個人的にはどうかと思う。
あのシーンに続きはいらないのではないかと思うのだ。
だから私は、『プロポーズ大作戦』というドラマのファンであるが、今夜の『スペシャル』は見ない。

まあ言ってみればそれだけの話であるが、私にとって今夜の『スペシャル』を見ないという決断は、断腸の思いだ。
しかし、私は、はっきりとしたドラマの完結を見届けなくとも、去年に示された、物語の曖昧な終わり方に満足しようと思う。
そして、ドラマ『プロポーズ大作戦』の完結編を一生のうちに見ることなく、この世を去ろうと思う。
これこそが、私なりの『プロポーズ大作戦』というドラマの愛し方だと思うのだ。

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タグ:福田内閣
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2008年03月24日

「ポスト福田」を狙う!? 麻生・中川コンビ

自民党に存在する「AN関係」――? この2人の見据える永田町の未来とは?

<殺人未遂>高2男子が女子生徒刺し逮捕 岩手

 岩手県警水沢署は21日夜、同級生の女子生徒(17)の腹部などを刺したとして同県奥州市、県立高校2年の少年(17)を殺人未遂の疑いで緊急逮捕した。少年は容疑を大筋で認めている。

 調べでは、少年は21日午後7時40分ごろ、奥州市水沢区の住宅街の路上で、女子生徒の腹部や背中などをナイフで数カ所刺し、殺害しようとした疑い。女子生徒は重傷。

 午後7時50分ごろ、通行人から「腹から血を流した女性が倒れている」と110番があった。女子生徒の話などから少年が浮上し、水沢署員らが自宅にいるところを発見した。凶器とみられるナイフは少年の供述に基づき、現場近くの水田の側溝から見つかった。

 2人が通う県立高校によると、少年と女子生徒は昨年4月から夏ごろまで交際していた。疎遠になった夏休み後から少年は欠席や遅刻を繰り返すようになり、所属していた運動部もやめたという。少年はおとなしい性格で、校長は「事件の心当たりは全くない」と話している。【山口圭一】

(22日、毎日新聞)

民主党・小沢一郎代表のお膝元でもある岩手県で発生した、女子高校生(17)刺傷事件。
容疑者は女子生徒を複数回ナイフで刺し、殺害しようとした。女子生徒の命に別条はないという。
その後、元交際相手の少年(17)が逮捕され、容疑を大筋で認めているとのことだ。

昨日(23日)、茨城県土浦市で発生した8人“通り魔”殺傷事件に隠れて、あまり大きく報じられていないこのニュースだが、個人的に興味を持ったので取り上げた。
私としては、詳しい動機が知りたい。
昨年夏に交際関係は絶たれたというが、その後、少年は学校を休みがちになり、来る春を目前にして今回の強行に及んだ。
私は「心の闇」という言葉が大嫌いなのだが(その理由はこちら)、少年が今回の事件を引き起こした背景には、積もりに積もった思いというか、かなり情緒的に大きな動機があるのではないかと思う。

ちなみに、この少年は昨日(23日)、盛岡地検水沢支部に送致された。

奥州の同級生殺人未遂:高2少年を送致−−水沢署 /岩手

 女子高校生(17)が同級生に刺された事件で、水沢署は23日、奥州市の県立高校2年の少年(17)を殺人未遂容疑で盛岡地検水沢支部に送った。
 調べでは、21日午後7時40分ごろ、奥州市水沢区の団地で、女子生徒の腹部や肩などをナイフで複数カ所突き刺した疑い。
 2人が通う県立高校によると、少年と女子生徒は昨年4月から交際していたが、夏休み後疎遠になっていた。同署は交際のトラブルとみて動機を調べている。【山口圭一】

3月24日朝刊

(24日、毎日新聞/岩手)

詳しい動機が今後明らかになることを期待したい。
テレビニュースでは時間を割いて報じることができないかもしれないが、こういう時こそ、新聞やインターネットなどのマスメディアには、事件の続報を伝えてほしい。
このブログでも、今回の事件について新たな進展があったらお伝えしたいと思う。

この間久々に休みができたので、知人が紹介していた『School Days』というテレビアニメ(全12話)を見た。
もともとはPCゲームらしいのだが、非常にドロドロとした昼メロドラマ的な展開に、すっかりハマってしまい、休日をこのアニメを見ることで全消費してしまった。
あまり合法的ではないかもしれないが、You Tubeで全話視聴できるので、興味のある方はご覧頂きたい。

男子高校生が交際相手の女子生徒以外とも密通してしまい、周囲の人物が精神的におかしくなっていく(?)――というストーリー。故・市川崑監督『黒い十人の女』高校生版とでも言うべきか。
私はこのアニメにハマりすぎて、テレビアニメ版公式ガイドブックとやらを購入してしまったぐらいだ。
――少し不謹慎かもしれないが、岩手のニュースを聞いてこのアニメを連想したので、ブログを更新するついでに書かせてもらった。
ちなみに、もしこのアニメが実写化されるなら、私は主人公の伊藤誠くん(高校1年生)役を演じたい。森光子さんのセーラー服姿みたいなものになるかもしれないが、私は伊藤誠くんの心情を理解してあげられる自信がある。



さて、ここからが本題。

一応「政治ニュース」を主に取り扱うブログの果たすべき責任として、政治関連のニュースもご紹介しておく。
ここの所毎回、政治以外のニュースを取り上げているような気がするので、あまりに脱線しすぎるのも今日で終わりにしたい。

<中川元政調会長>チベット暴動で中国のメディア対応批判

 自民党の中川昭一元政調会長は24日、福岡市であった「毎日フォーラム」で講演。騒乱が起きたチベットから海外メディアが排除されていることについて「中国側からちゃんとした報道が出てくるのか。プロパガンダのいい機会と思っているかもしれない」と、対応を批判した。

 また、中国産の毒入りギョーザ問題や東シナ海のガス田開発にも触れ「日本の外交は自国のために交渉しているのか疑問。譲るべきところは譲り、守るべきところは守るというめりはりのある外交をすべきだ」と注文した。【柳原美砂子】

(24日、毎日新聞)

自民党の中川昭一元政調会長は、「NASA」メンバーの一人でもある。
「ポスト福田」として名前を挙げられる政治家のうちの一人でもあるが、私の個人的な考えを記せば、中川元政調会長は今後、麻生太郎前幹事長と連携して政治活動を行なうことになるに違いない。
「ポスト福田」レースについても、中川元政調会長は、麻生氏選対幹部として麻生氏を支える立場に就くだろう。これは、鳩山邦夫法相についても同様である。

中川氏の出番が来るとしたらその後に、ということになるが、その時には「ポスト麻生」として石原伸晃前政調会長らの名前も挙がるだろう。
この時に、麻生氏が兄貴分的存在となり中川元政調会長が総裁選に出馬すれば、石原氏らとの対決ということになる。
まだ少し気の早い話に思われるかもしれないが、数年も経ずしてこういう展開は生まれてくるだろうと思う。
麻生、中川両氏としては「AN関係」(A=麻生氏、N=中川氏)で自民党総裁ポストを2期連続で担おうという腹積もりかもしれない。

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2008年03月17日

漫画でみる 非道な中国政府「チベット民族弾圧」の歴史

北京オリンピックまでに明らかとなるのは、中国の抱えてきた黒い歴史だ。

<チベット>四川に拡大8人死亡 ラサでは「80人の遺体」

 【ニューデリー栗田慎一、北京・大谷麻由美】中国チベット自治区ラサで起きた大規模な暴動で、インド北部ダラムサラにあるチベット亡命政府は16日、ラサ市内で少女5人を含む80人の遺体が確認されたと明らかにした。中国当局は国営新華社通信を通じ「犠牲者は10人」と発表している。亡命政府側の主張が事実なら89年のラサ暴動の死者16人を大幅に超える。国際社会が対中批判を強めるのは必至で、胡錦濤指導部は難しい対応を迫られそうだ。

 これとは別に、暴動はチベット自治区以外にも拡大。四川省北部アバ・チベット族チャン族自治州では16日、数千人の僧侶らのデモ隊と治安当局が衝突し、治安当局が発砲。この衝突で僧侶を含む8人が死亡したという。

 「チベット独立」などを叫びながら行進していた僧侶らに対して、治安部隊が催涙ガス弾を発射した。また、ロイター通信は同州で約200人が警察署に火炎瓶を投げ、抗議したと報じた。

 一連の抗議活動でラサ以外で死者が出たとの情報は初めて。四川省の省都・成都の旅行会社で働く男性は毎日新聞の電話取材にアバの状況について「まだ混乱状態のままだ」と語った。

 ワシントンに本部を置く国際人権団体もこのデモで参加者4人が射殺されたとの目撃情報を伝えた。デモは青海省でも確認されており、甘粛省のほか今回、四川省でも抗議活動が発生したことで、暴動のさらなる拡大が懸念される。

 一方、新華社電によると、北京滞在中のラサのドジェ・ツェジュグ市長は16日、「ラサは平穏だ」と述べ、治安回復を強調した。暴動から2日経過したラサでは、抗議行動や衝突などは起きていない模様だ。

(17日、毎日新聞)

1959年、中国政府はチベット人の居住地域を不当に支配し、以来、政府当局によるチベット民族の“弾圧”が続いている。
チベット民族による今回の「暴動」は中国政府に対するデモ行為の延長であるが、今回も中国政府側はチベット人に対して戦車を向け武力威嚇に出るなど、“弾圧”をしている。

1989年にも同様にチベット民族が「暴動」を起こしたことがあるのだが、このとき、チベット自治区所管の党書記を務めていたのが、現在の中国国家主席である胡錦濤氏である。
この時に「チベット民族を武力弾圧したこと」が評価され、胡錦濤氏は出世コースを邁進していくことになる。

中国政府はチベット自治区に漢族を移住させ、完全にチベット民族から領土を奪った。文化的歴史も厚いチベット民族から領土を奪った。
チベット民族の中国政府への怒りはもっともで、国際的にも中国は批難を浴びている。
ライス米国務長官も中国政府に抗議を出しているが、今回の「暴動」が起きたタイミングは、中国側にとっては実に悪いものであった。

15日、胡錦濤氏は、中国の国会である全国人民代表会議(全人代)において任期4年の国家主席に再選。
そして何より、今年8月、つまり5か月後には、中国において北京オリンピックが開催される。

今回のチベット民族弾圧により、国際的な世論が「反中国」に動くことは必至で、このタイミングでの「暴動」は、中国政府にとっては最悪の事態といえるだろう。
もちろん、中国は“きちんとした”情報統制をしいていて、国内向けテレビチャンネルではほとんど「暴動」のニュースを伝えず、外国向けチャンネルにおいても「チベット人が暴れている」映像は流すが、「そのチベット人を武力弾圧している中国政府軍」の映像は流していない。

中国政府がチベット民族を弾圧してきた歴史について分かりやすく説明している漫画がある。
日本人が持つ最強の文化の一つである漫画をいう手段を通じて、ささやかながら、一日本国民として、私は中国政府に抗議しようと思う。

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忘れてはならないのは、中国は非民主主義国家であり、一党独裁共産主義国家であることだ。
基本的に中国国民に与えられているのは「自由」などといったものではなく、ただ単に中国共産党に隷属する「義務」ばかりが課されている現状である。
今年8月の北京オリンピック開催を機に、名実ともに国際社会の名誉ある一員となるかとされてきた中国だが、今回のチベット民族武力弾圧問題からは、中国という巨大な国家の「光」と「影」が見えてくる。

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タグ:中国
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2008年03月15日

中宏池会 “因縁”のホテルで合同総会

今日は別れた政治家たちも、生まれ変わってめぐり会うよ。

<自民党>古賀、谷垣派が合流を正式決定

 自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀、谷垣両派は13日、国会近くのホテルで初の合同総会を開き、合流を正式決定した。合流後の役職は、▽会長=古賀誠選対委員長▽代表世話人=谷垣禎一政調会長▽会長代行=太田誠一元総務庁長官(古賀派)▽事務総長=逢沢一郎衆院予算委員長(谷垣派)。

 5月13日に東京都内で発足パーティーを開く。合流後の所属議員は61人で党内第2派閥の津島派(68人)に迫る。

 古賀氏は「(分裂後)7年ぶりに一堂に会し感慨深い。混迷を極める政局に宏池会の歴史と伝統をどう生かすか使命は大きい」とあいさつした。当初4月の合同総会を予定していたが、国会の混乱を想定して前倒しした。【竹島一登】

(13日、毎日新聞)


このブログをいつも見て下さっているみなさんは、さすがにもう「中宏池会」関連のニュースは飽きただろうか?
それでも、一応このブログでは昔から取り上げてきているニュースなので、あまり大きなニュースではないが、「中宏池会」詳細人事決定のニュースをお伝えしたい。

上の記事を読んで下されば分かるように、以下のように人事が決定した。古賀・谷垣両派の人材を混合して登用する無難な人事スタイルだ。

名誉会長:堀内光雄元総務会長
名誉顧問:瓦力元防衛庁長官、丹羽雄哉元総務会長

会長:古賀誠選対委員長
代表世話人:谷垣禎一政調会長

会長代行:太田誠一元総務庁長官
副会長:川崎二郎元厚労相ほか

事務総長:逢沢一郎衆院予算委員長
事務総長代理:塩崎恭久元官房長官

次に、13日午前の都内ホテルでの合同総会での古賀、谷垣両氏の発言を3紙からまとめてみたい。

古賀氏
「歴史と伝統を傷つけないように政治の王道を歩み続けたい」(産経)
「(分裂後)7年ぶりに一堂に会し感慨深い。混迷を極める政局に宏池会の歴史と伝統をどう生かすか使命は大きい」(毎日)
「(分裂後)7年ぶりに一堂に会することができて誠に感慨深い。混迷を極める政局に宏池会の歴史と伝統をどう生かすか。私どもに課せられている責任と使命は大だ」(時事通信)

谷垣氏
「福田政権を支えて国民の信頼を取り戻す」(産経)
「自民党も徳俵に足がかかった状態だ。再結集して福田政権を支え、国民の信頼を取り戻さないといけない」(時事通信)

さて、この合同総会が開かれた東京・虎ノ門のホテルオークラは、「加藤の乱」が繰り広げられた、因縁深いホテルでもあった。
そのことを時事通信が報じているので、記事をご紹介する。

古賀、谷垣派13日に合同総会=因縁ホテルで合流確認

 自民党古賀、谷垣両派は6日の総会で、正式合流に向けた合同総会を13日に都内のホテルで開くことを決めた。両派議員が合流を了承し、会長に古賀誠選対委員長、代表世話人に谷垣禎一政調会長が就任することを正式決定する。既に、政治資金を管理する新たな政治団体「宏池政策研究会」も設置。資金集めを兼ねて5月13日に開催するパーティーで、新古賀派が船出する運びだ。

 合同総会を行う東京・虎ノ門のホテルオークラは、両派分裂のきっかけとなった2000年11月の「加藤の乱」で、加藤紘一元幹事長に近い議員が陣取ったホテル。森内閣不信任決議案に賛成するため本会議場に向かおうとした加藤氏を谷垣氏が涙ながらに慰留した場面は有名で、「因縁の場所」(中堅)からの再出発となる。

(6日、時事通信)

ところで、時事通信のホームページには「宏池会」派閥勢力の変遷を分かりやすく表した図があったので、無断で転載する。

vcm204-koutikai.gif(C)時事通信

「中宏池会」に関するエントリは、過去にこのブログでたくさん書いたので、当ブログ左上の記事検索ボックスに「中宏池会」と入れて検索してもらうと、私が過去に書いた「中宏池会」関連エントリをご覧いただけると思う。
「中宏池会合流までのいきさつ」などを私が再びここに書けば、みなさまにそんなテマヒマをかけずに済むのだが、再び書くのがもう面倒くさいので、興味のおありになる方は(失礼ながら)個人でエントリ検索をお願いしたい。

その代わり、こんなことを書くとあまりにもナルシシズムに溢れていると笑われるかもしれないが、「中宏池会」に関するニュースについて知りたいときは、このブログだけ見ていただければ十分である。
「中宏池会」関連ニュースは、このブログにすべて書いてある。必要な解説も書いてある。他のブログを見て廻る必要はない。このブログさえ見てもらえれば、今日からあなたも「中宏池会」フリークだ。

――さて、余談になるが、春は別れの季節である。
お世話になった方々との別れは非常に寂しいが、別れあれば出会いあり。別れを乗り越えて生きていく先に、光は見えてくるのだろう。
まだ3月も半ばだが、そのうちすぐに4月がやってくる。時の経過は実に早い。時の流れに身を任せ、かくなる上は1ミリずつでも日々前進したい。

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2008年03月11日

日本の文化「鯨肉食文化」 VS 海賊「シーシェパード」

江戸時代以来の伝統文化を暴力行為で威嚇する団体を、私はけっして許さない。

日本の調査捕鯨船への妨害を続けるシーシェパードの船長を木村太郎キャスターが直撃

20080310-00000755-fnn-soci-thumb-000.jpg(C)FNN

 日本の調査捕鯨船への妨害活動を続けているアメリカの環境保護団体「シーシェパード」。海賊まがいの行為を繰り返している船長に、スーパーニュースの木村太郎キャスターが電話で直撃した。

 過激な抗議活動で知られるアメリカの環境保護団体「シーシェパード」のポール・ワトソン船長。
 
 ワトソン船長は、オーストラリアのテレビ番組に出演した際、「われわれは自分たちのことを、『強欲な海賊』を追いかける、『思いやりの深い海賊』だと思っています」と話していた。

 シーシェパードは、反捕鯨国のオーストラリアで英雄扱いを受ける一方、IWC(国際捕鯨委員会)では名指しで非難されている。

 このワトソン船長を木村キャスターが直撃した。

 木村キャスター「(国連は)いかなる暴力的な海賊行為も禁止していますが、あなたは海賊ですよね?」

 ワトソン船長「何とでも呼んでくれればいいよ。われわれは設立して30年になるが、人を傷つけたことはありません」

 木村キャスター「いや、日本人の乗組員をけがさせましたよ」

 ワトソン船長「してないですよ」

 木村キャスター「いいや、させましたよ」

 ワトソン船長「証拠があるんですか。証拠がないじゃないですか。われわれが投げたものは自然な無害なものだ。においはきついけど、オレンジジュースほど目がしびれることはないよ」

 3月3日、シーシェパードは、悪臭を放つ酪酸の入ったビンなど100個以上を日本の捕鯨調査船に投げ込み、日本人乗組員3人が負傷した。

 一方、自民党の中川昭一元政調会長は、9日のフジテレビの「報道2001」で、シーシェパードについて、「これは海賊行為ですね。はっきり言って」、「正当防衛として、向こうに対してきちっとした武力行為をやる必要があると思う。威嚇なり。(撃沈?)そういうこともあるでしょう」と述べた。

 これについて、ワトソン船長は「かかってきなさい。1981年にシベリアでソ連軍と対峙(たいじ)しているし、いろいろな軍と何回も対峙し、何回も撃たれたんだから、かかってこいよ。対決をしようじゃないか。日本の行為こそが暴力的だ。われわれは暴力的ではない。われわれは誰にも危害を加えていない」と述べ、あくまでも自分たちの危険な行為を正当化した。

 シーシェパードについては、2008年1月、乗組員が「第2勇新丸」に不法侵入し拘束された。

 しかし、日本の調査捕鯨船にいる間の映像を見ると、不法侵入者は談笑するなど、非常にリラックスしていた様子が見て取れる。

 日本鯨類研究所は、「彼らは着替えを持つなど、はじめから居座るつもりでいた」としている。

 不法侵入者が「第2勇新丸」にいる間、シーシェパード側はワトソン船長らが、「彼らは拘束されている」と繰り返し主張していた。

 さらに、食事を提供されると、「天ぷらが食べたい」という要望も出していた。

 彼らは居座ることによって、拘束されていることをアピールしていた。

(10日、FNN-NEWS.COM)

昨日(10日)放送の『FNN スーパーニュース』(フジテレビ)において、木村太郎キャスターが反捕鯨団体「シーシェパード」のワトソン船長に電話で直撃取材した。
上の記事はその会話のやり取りの一部始終だが、一連の「シーシェパード」の行動には目に余るものがある。

今月8日、ロンドンで開かれたIWC(国際捕鯨委員会)の中間会合でIWCは2つの声明を発表し閉幕した。
声明の一つはIWCの機能正常化に関する声明だったが、もう一つは「シーシェパード」の捕鯨妨害行為に関するもので、この声明の中ではIWCは名指しで批判を受けている。
日本の調査線捕鯨に薬品入りのビンを投げるなど妨害行為を行い、負傷者を出した「シーシェパード」に対し、IWCは「人命と財産に危険を及ぼすすべての活動は受け入れられない」として、危険行為の停止を求めた。これは全会一致で採択されている。

国際的な世論では「反捕鯨」の声が高まっているとうそぶく学者もいるが、実情を言えば、反捕鯨国は一部の欧州諸国に過ぎない。
その他「クジラを絶滅させかねない」などとの批判をいう方たちもいるが、これらについては日本捕鯨協会がホームページで反論している(こちら)。
日本捕鯨協会のホームページで分かりやすく「反捕鯨」の声に対する反論がなされているので、ぜひ読んでいただきたいと思う。

このブログでは、一点、捕鯨というものの文化的価値の観点に関する事柄を書きたい。
日本は江戸時代、鎖国をしていたために遠洋航海の出来る船を建造することは禁じられていた。
しかし、明治以降の沿岸捕鯨の近代化や沖合捕鯨の開始などにより鯨肉を入手することは可能で、日本の食卓では広く鯨肉食文化が受け入れられた。
これはノルウェーでも同様であり、現在もノルウェーは捕鯨推進国の一つである。

このように捕鯨は江戸時代以来、日本国民の舌に馴染んできた食材の一つであることは間違いなく、小学校などの給食で「鯨肉の竜田揚げ」などが支給されてきたことからもそれは察せられるだろう。
日本の捕鯨が我が国の伝統文化であることにもはや反論の余地はなく、今後も鯨肉食文化は維持されるべきものであると考えるが、いかがだろうか。
仮に鯨肉を食することを否定するのであれば、同様に牛肉や豚肉を食することも否定されなければいけなくなってくる。――このように書けば、反捕鯨団体の主張が如何に実情を見ていない稚拙なものであるか、お分かりいただけるかと思う。

その上で、私は「反捕鯨」の声の一つひとつにも耳を傾けたいと思う。そして一つひとつに対して、しっかりと「捕鯨は生物学的にも倫理的にも何ら問題はない」ということを主張していきたいと思う。
しかし、「シーシェパード」のように危険行為を行ってくる団体を相手にするとなれば、話は別だ。
あらゆる団体やNGOが「反捕鯨」を主張することは大いに容認するが、他者に対して殺傷行為をしてまで反捕鯨運動をするとなれば、その団体はもはやテロリスト集団である。木村太郎キャスターが指摘したように「海賊」であるとも言えよう。
暴力を行使して言論・思想の自由を侵すということは、民主主義にあって断じて許されないことであり、一刻も早く根絶しなければならないものでもある。
私は「シーシェパード」の連中が行なってきた危険行為を、もはや日本国民としてだけではなく、この地球に生きる者の一人として許すことができない。

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2008年03月09日

高橋尚子は“限界”をすっかり超えている

日本国民はこぞって彼女を応援しないといけないのだろうか?

<女子マラソン>昨夏に半月板の手術…高橋、レース後明かす

 9日の名古屋国際女子マラソンで27位に終わった高橋尚子(ファイテン)はレース後、米国・ボルダーで高地合宿中だった昨夏にひざを痛めたため、昨年8月1日に当地で半月板を半分切除する内視鏡手術を受けていたことを明らかにした。本格的に練習を始めたのは今年1月からで、十分な練習ができないままこの日のレースを迎えたという。 

 高橋は「名古屋まで7カ月で戻るのか、と思ったが、あきらめずに戻ってこられた。結果は残念だが、沿道の声援や皆さんの温かい気持ちに支えられて気持ちよく走らせてもらった。これ(故障)も含めて、これが本当の私の実力なんだと思う。後悔はない」と笑顔で語った。

(9日、毎日新聞)

きょう(9日)、北京五輪の最終代表選考会を兼ねた第29回名古屋国際女子マラソンが行なわれた。
同マラソンは名古屋市の瑞穂陸上競技場を発着点とする42.195キロで行われ、マラソン初挑戦の中村友梨香(21歳)が2時間25分51秒で優勝した。
注目の高橋尚子(35歳)は序盤から大幅に遅れ、2時間44分18秒で27位に終わった。

このブログでは私の真の思い、本当のことだけを書こうと思う。
私は“Qちゃん”こと高橋尚子選手が大嫌いだ。テレビ画面で見るだけで胃がムカムカし、反吐が出そうになる。
私が彼女を嫌う最大の理由は、彼女の「潔(いさぎ)悪さ」にある。
2000年のシドニー五輪で金メダルを獲得したにもかかわらず、その後も各種マラソン大会で優勝を目指し努力する彼女の姿勢は、非常に理解しがたがった。

マラソン前に歌手・aikoの音楽を聴くなどのエピソードなどで、世論からの圧倒的な支持を得てきた“Qちゃん”こと高橋尚子選手。
シドニー五輪の表彰式で金メダルをかじるという大変頭の悪そうなパフォーマンスを見せただけでなく、その後も各種大会で悲惨な結果を出し続けているにもかかわらず、けっしてマラソンランナーという職から引退しようとしない。
「あきらめなければ夢を叶う、ということをみなさんに示したい」と言って引退をせずに“挑戦”し続ける彼女の姿は、私の目には「あきらめの悪い女」の姿にしか見えなかった。

これはNHKの『爆笑オンエアバトル』や、テレビ朝日系列で毎年年末に放送される『M-1グランプリ』などを見ていても思うことなのだが、「王者が連覇を狙う」ということは、私にとっては非常にみっともないことに思われる。
1度大会で優勝しておきながら、次の年の大会で再び優勝することを目指すという人間の心情が、私にはまったく理解できない。
大会で1度優勝した人間はその大会の存在から“卒業”を果たし、次の年の大会では次世代の新たな人間が優勝を果たせるような環境を整備することこそ、大会で1度優勝した人間のなすべきことだろう。
「昨年ナンバー1を取ったので、今年もナンバー1を目指します」ということでは、自己中心的な姿勢であると批判されても致し方ない。ましてや、次世代の人間の台頭を妨害しているのだと受け止められても致し方ない。

そして今回のマラソン大会の結果をもってしても、高橋尚子選手は「引退」という選択はしないそうである。
誰が人生をどのように歩もうか、それはまったくもって個人の自由だが、私は高橋尚子選手のような生き方は嫌いだ。

昨日(8日)に放送された『サタデー・スクランブル』(テレビ朝日)という番組では、司会の川田亜子さん(フリーアナウンサー)が「日本中のみんなが“Qちゃん”を応援していますからね!」などと発言していた。
川田さんがTBSアナウンサーであった時代から、私は川田さんのことが非常に大嫌いだったのだが、このような発言を聞いて、私はますます彼女のことを嫌いになった。というか、川田亜子さんというフリーアナウンサーの限界を知った。お言葉だが、川田さんは一切の教養のない人間だと思う。
そして物のついでにもう一言付け加えて言わせていただくと、テレビ朝日に所属する男性アナウンサーは全員左翼的で、白痴で、低脳下劣である。平日の朝の番組に出演している某男性アナウンサーは、とにかく政府・自民党批判しかしない。それどころか、民主党を激しく支持する姿勢を隠そうともしない。テレビ朝日の男性アナウンサーは、揃いも揃って性格も知能も悪い人間ばかりである。

――話がやや脱線したが、この期に及んで「夢はあきらめなければ叶う」だかなんだか知らないが、適当な言い訳を作って自己中心的に夢を追い求める“Qちゃん”のことが、私は大嫌いだ。
もしも私が五輪で金メダルを獲得したマラソン選手なら、五輪後は後継に道を譲り、子供のためのマラソン教室なり何なりを開催したり、全国を講演会に回るなどする人生を選びたい。
ましてや、ひざを故障するなどしているということは、すでに彼女がマラソン選手として「限界」を迎えていることを意味しているのではないか。その事実を受け止めずに「夢」を追い求める彼女は、自己認識能力が欠如しているように思われる。

「夢」を追い求めることは悪いことではないし、純粋に応援したい気持ちもある。でも、私は35歳にもなって“Qちゃん”などと呼ばれて笑顔を振りまくような女性には好意を持たない。
私には、高橋尚子選手は「あきらめの悪い」KY女にしか見えないし、彼女をこぞって応援するマスメディアは信用ならないものだと目に映るが、いかがだろうか。


<追記>

日本を代表する声優である広川太一郎さん(69)が、3日、がんのため亡くなった。
「〜だったりなんかしちゃったりなんかして」など独特で軽快な言い回しや、ダジャレ満載のアテレコなどで有名な広川氏だが、私にとっては、何と言ってもモンティ・パイソン、エリック・アイドルの吹き替えである。
もはや地球上には存在しないとまで言われた『モンティ・パイソン 日本語吹き替え版 DVD BOX』が先月(2月)発売され、日本でのDVD化がほぼ絶望視されていた『ライフ・オブ・ブライアン』(日本語吹き替え付き)が来る5月に発売予定だという。私も早速amazon.co.jpで予約した。

エリック・アイドルの吹き替えと同時に、私にとってどうしても忘れられない広川氏の“声”がある。それは、1976年に公開された『クイーン・コング』という映画での広川氏の日本語吹き替えである。
この作品はタイトルから察せられる通り『キング・コング』のパロディー作品であり、愛すべきB級コメディー映画だ。広川氏はこの映画の日本語吹き替えで、小原乃梨子さん(旧のび太や、『ヤッターマン』ドロンジョ様の声でおなじみ)とともにダジャレ満載のアテレコを行なっていた。
日本を代表する声優の死を悼み、広川氏のご冥福をお祈りしたい。


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2008年03月08日

迷走・日銀総裁人事… 日本経済「終わりの始まり」

参院第一党たる民主党の決断で、日本経済は崩壊を始めるかもしれない。

<日銀人事>民主が11日政府案判断 不同意で党内最終調整

 民主党は7日、福井俊彦日銀総裁(72)の後任に武藤敏郎副総裁(64)を昇格させる日銀正副総裁人事の政府案に対する賛否を11日に判断する方針を決めた。11日の武藤氏らの所信聴取や質疑を踏まえ、同日中に国会役員連絡会で結論をまとめる。福井氏らの任期切れが19日に迫る中、小沢一郎代表の判断が焦点となるが、党内は改めて武藤氏昇格に反対論が強まっており、不同意で最終調整する。

 町村信孝官房長官は7日、民主党の鳩山由紀夫幹事長に会い、14日の衆参両院本会議での採決に応じるよう要請。この後、民主党の山岡賢次国対委員長は自民党の大島理森国対委員長に対し、採決日の12日への前倒しを求めた。人事案を否決した場合、政府が再提示できる時間を確保させる狙いとみられる。

 人事案提示を受けて民主党は、国会同意人事検討小委員会を開催。さらに小沢氏と鳩山氏、菅直人代表代行らが対応を協議した。小沢氏は「男で東大法学部という従来の日銀総裁像を打破しよう」と述べたという。別の出席者は「反対で方向性は変わっていない。小沢氏も同じ方向だ」と指摘。党幹部は「代表も含めて不同意の流れを作ってきた。代表も中途半端なことはできない」と述べ、小沢氏の意向は変わらないとの見方を示した。

 鳩山氏は記者会見で「大事な人事なのに、なぜ早い段階で出さなかったのか。人事の遅れで空席が生じても民主党に責任があるとは全く思わない」と指摘した。【川上克己】

(8日、毎日新聞)

民主党は「財政と金融の分離」の原則から、武藤敏郎副総裁の総裁昇格を拒否している。
まず、私から言わせてもらうのは「財政と金融の分離」よりももっと大事なことだ。

それは「日銀の独立性」についての問題である。
日本の中央銀行たる日銀の金融政策の動向が政治に左右されるようなことがあってはならない。
政治家が日銀総裁人事についてここまで騒ぐというのは、「日銀の独立性」という観点からしてみても、極めて異例で不愉快なことである。
その点を民主党執行部は、ひいては永田町の政治家たちは理解できているのだろうか。

私はこれまでネガティブなことを言うのは避けてきたし、自民党の麻生太郎前幹事長が著した『とてつもない日本』(新潮新書)のような「日本はまだまだ頑張れる」というような論調には大賛成だ。
このブログでも、日本の未来について何か明るい方向性はないかと模索してきたが、あえて今回は「暴論」を書かせて頂く。

もうこの際、日銀総裁人事を空席にしてしまってはどうだろうか。
昨年、世界中で純粋に株価が下落したのは日本とアイルランドだけである。これをサブプライムローン問題だけのせいにすることには無理があるのではないか。
このような経済環境の中で日銀総裁が不在になるようなことがあれば、日本は国際社会からの信用を完全に失い、日本経済は破綻するだろう。

しかしもうこの際、それでよいではないか。
民主党の「選択」をきっかけに、日本経済は破綻し、日本という国家の終わりは始まる。
すべてが終わった時になって初めて、国民・有権者は思う。「あの時の民主党の判断は間違っていたのだ」と。
しかし、もうその時には誰を攻めることもできない。民主党は「直近の世論」の支持を得て参院第一党になっているのである。
民主党議員たちを「国民の代表者」と位置付けるのであれば、国民は国民を批難する手立てしかなくなる。それは不毛の戦いだ。破綻した経済環境の中で、日本国民はさらに疲弊し、日本人は自らの誇りを完全に喪失する。

以上が私の考える「最悪のプラン」だ。
もちろん民主党内には、一部ではあるが武藤副総裁の総裁昇格を主張する議員がいるし、「日銀総裁を空席にしてはいけない」と主張する議員も多々いる。
しかし、小沢一郎代表、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長をはじめとする民主党執行部の意向が変動することがなければ、日本経済は今度こそ「三流」に転落するだろう。

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