2008年05月28日

超多忙! 福田首相“マラソン会談”の思惑

対アフリカ外交を重視する時代が到来し、福田首相もてんてこ舞いだ。

マラソン会談スタート=アフリカ40カ国首脳らと−福田首相

 福田康夫首相は27日午前、第4回アフリカ開発会議(TICAD)の開幕に先立ち、参加するアフリカ諸国首脳らとの会談をスタートさせた。首相は朝の閣議を終えた後、TICADの会場となる横浜市に移動。午前11時前からボンゴ・ガボン大統領と会った。29日までの3日間に予定している会談の相手は過去最多の40カ国に上る予定。

 首相はボンゴ氏との会談で、国連安全保障理事会の改革について「今年の国連総会中に何らかの成果を得たい」として、アフリカ諸国の積極的な関与を要請。ボンゴ氏は「アフリカ諸国と協力し、(改革を)実現したい」と応じた。

 首相は一連の会談で、日本の国連安保理常任理事国入りへの支持を呼び掛ける方針。中国がアフリカへの援助や投資を増やす中、「アフリカ支援の老舗」(外務省幹部)として、地域の発展に積極的に協力する姿勢をアピールしたい考えだ。 

(27日、時事通信)

福田康夫首相は27日から3日間かけ、来日している40か国以上のアフリカ地域の首脳と「マラソン会談」を行っている。
これは、28日に横浜市で開幕する「TICAD4(第4回アフリカ開発会議)」のためにアフリカ首脳が一挙来日したことによるものだ。
福田首相は横浜市内のホテルに泊まり込み、1国15分のペースで会談を続けている。

昨日(27日)には、AU(アフリカ連合)議長国タンザニアのキクウェテ大統領と会談し、日本の国連安全保障理事国入りへの協力を求めた。
これに対しキクウェテ大統領は「日本は明確に常任理事国としての資格を有すると考える」と述べ、日本の安保理入りを支持する考えを示した。
福田首相は「今年の国連総会会期中に、具体的な成果を得たい」と強調している。

今回の「マラソン会談」の背景には、どんな思惑があるのか。
まず1つ目に、7月の北海道・洞爺湖サミットを見据えての思惑である。
日本は次回サミットの議長国として「クールアース政策」への賛同を、世界各国から取り付けたい。そのための「マラソン会談」であると言えよう。
次に、「ニューフロンティア」と呼ばれるアフリカ各国の資源獲得競争に乗り遅れたくないという思惑である。
アフリカ各国は、依然経済成長の過程にあるが、天然資源を多く保有しているのは事実であり、今後、世界中で「アフリカ需要」が高まることは間違いない。

日本は、アフリカ各国に対して、多額のODA(政府開発援助)援助をしている。
過去には、援助したODAが軍事利用されたこともあった。ODAを正しく使わせるための取り組みというのは、ODA援助国の立場として責務である。

今回のTICAD会議では、「マラソン会談」で多忙の福田首相に代わり、森喜朗元首相が「議長代行」を務めるが、森氏は、自身を日本のアフリカ尊重外交に道筋を付けた人物だと自負している。
日本の対アフリカ外交が、21世紀、ついに本格化してきた。
国益を考慮するのはもちろんのこと、国際社会全般のことを考えての対アフリカ外交が、国連安保理入りを目指す日本にとっては大事である。



<追記>

スタジオジブリの最新作『崖の上のポニョ』(宮崎駿監督)の主要声優キャストが発表された。
今回も、宮崎アニメは「芸能人声優」ばかりを起用することになったようだ。女性声優を「娼婦」呼ばわりする宮崎監督としては、当然のキャスティングと言えるかもしれない。

私はこれまで、方々で「宮崎アニメ批判」を繰り返してきた。
今回の『崖の上のポニョ』についても、出来る限りの批判を精一杯行いたいと思う。
その時にはこのブログにもエントリを掲載する予定だが、タイトルは「『崖の上のポニョ』は、崖の上から落ちて死ねばいい」などといったものにしようと思う。
宮崎アニメのようなものが国際社会に“輸出”されるのは、一人の日本人として、恥辱極まりない限りだ。


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2008年05月27日

谷垣氏の口から飛び出した「政治的インパクト」発言

「ポスト福田」レースを見据えて、水面下の動きが進んでいる。

福知山の議員事務所で保管へ 旧谷垣派「宏池会」看板

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京都に行くことになった旧谷垣派事務所の「宏池会」看板(東京都内)


 自民党・旧谷垣派事務所(東京都)の「宏池会」看板が、谷垣禎一政調会長の京都府福知山市の議員事務所で保管されることになった。「加藤の乱」で旧古賀派と分裂、2派とも宏池会の看板を掲げたが、両派合流で新たに古賀派となり、役割を終えた。

 看板は前知恩院門跡の故中村康隆氏が揮毫(きごう)した。1999年の派閥事務所移転の際、所属議員だった奥田幹生元文相が依頼した。翌年の加藤の乱後は旧谷垣派に引き継がれ、旧古賀派は故宮沢喜一元首相が筆を執った看板を掲出した。

 旧谷垣派事務所は今月末で閉じる。谷垣氏は「さまざまな政策論議を見守った思い出ある看板だが、今後は宮沢先生の書の下、新生宏池会で団結したい」と話した。

(24日、京都新聞)

このブログでは、自民党「中宏池会」結成までの経緯を詳しく取り上げてきた。
古賀派に事実上吸収されるような形になったのが、谷垣禎一政調会長率いる谷垣派だ。
本日は「谷垣ネタ」を3本お届けする。

1本目は、古賀派との合併で「用なし」になった、旧谷垣派時代の「宏池会」看板の行方についてだ。
谷垣氏の地盤・福知山の議員事務所に“リサイクル”されることが決まったという。
これは前知恩院門跡の中村康隆氏(故人)が揮毫(きごう)した看板である。
麻生派は元来が「宏池会」であったが、現在は「為公会」という新しい屋号を前面に掲げているので、古賀派と谷垣派の合併は、事実上の「宏池会一本化」といえる。

後期高齢者医療 廃止法案を谷垣氏批判

 自民党の谷垣禎一政調会長は24日、津市で講演し、民主党など野党4党が参院に提出した後期高齢者医療制度(長寿医療制度)廃止法案について「廃止すると大きな混乱が起こる。新しい構想を何も示さずに元に戻そうというのは無責任極まる」と批判した。

 制度を廃止した場合の問題点として(1)若い世代の負担が不明確(2)市町村によって保険料負担の差が広がる−と指摘した。

(25日、産経新聞)

次に、民主党など野党が提出した「後期高齢者医療制度廃止法案」についての発言である。
谷垣氏は、福田康夫首相同様、野党のこの動きを批判した。
本廃止法案の提出に当たり、記者団の問いに応じた福田首相は「元の制度がダメになったから新しい制度を設けたというのに、『元の制度に戻す』という野党の対応は無責任だ」と、民主党など野党を批判した。
政策通の谷垣氏としては、この後期高齢者(長寿)医療制度の必要性について、分かりやすい言葉で国民・有権者に説明する姿勢が求められよう。

<衆院選>谷垣政調会長「人物本位がいい」

 自民党の谷垣禎一政調会長は26日の東京都内での講演で、衆院の選挙制度について「私は基本的には中選挙区論者だ。多様な民意を国会で一つにするには政策本位より人物本位の選挙がいい」と述べた。与党の政策責任者が政策本位を否定したかのような発言は波紋を広げそうだ。

 小選挙区制には「マニフェスト中心の選挙になり、イエスかノーかをはっきりさせて妥協できないので、ねじれが解消しにくい」と疑問を投げかけた。【三沢耕平】

(27日、毎日新聞)

最後は、谷垣氏の考える選挙制度のあり方についてである。
自身を「中選挙区論者である」と公言した谷垣氏の姿勢は、今後の総裁選などをにらみ、党内に存在感をアピールしたものといえる。
「人物本意がいい」との発言が「政策本位を否定」したものだと受け止められてしまうので、この発言は今後、大きなインパクトを持った発言となるかもしれないが、私が見るに谷垣氏は今回、“賭け”でもってこのような発言をしたのではないかと思う。

谷垣氏がこのような「政治的インパクトの大きい発言」をしたのは、これが2度目だ。
1度目は、麻生太郎前幹事長と会談した際の麻生氏の発言を、講演で聴衆に暴露した時である。それは、去年(2007年)1月のことだった。
総裁選で争った二人の会談で、麻生氏が「先に俺に(総理を)やらせろよ」と持ちかけたという話を、谷垣氏が講演でバラした。

谷垣氏の“暴露発言”は党内外から「節操がない」との批判を浴びたが、この一件には古賀誠選対委員長が絡んでいたという憶測の声もある。
「駆け引きをしない谷垣氏としては珍しい行動だ。シナリオを書いたのは古賀氏に違いない」。
ある週刊誌には、このような永田町の“評判”が掲載されている。

谷垣氏は、党内第三派閥となった古賀派で、総裁候補の地位を確立することができるだろうか。
「ポスト福田」を見据えての、谷垣氏の静かな、しかし熱い闘いが始まった。

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2008年05月26日

追悼 川田亜子


フリーアナ川田亜子さん自殺か=車内に練炭、遺書も−東京

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 26日午前6時15分ごろ、東京都港区海岸の路上で、「車の中で人が倒れている」と通りがかりの会社員から110番があった。警視庁三田署員が駆け付けたところ、駐車中の車内で、フリーアナウンサー川田亜子さん(29)が死亡していた。

 車内に練炭のほか、遺書のようなものが残されており、同署は自殺とみて調べている。

 調べによると、川田さんは運転席で助手席に向かって倒れており、後部座席に練炭2個が置かれていた。運転席側の窓には目張りがしてあった。

 車内からは、家族への感謝を短くつづった書面が見つかった。仕事に関することや悩みは書かれていなかったという。

(26日、時事通信)

彼女は、TBS時代には多くのバラエティ番組で活躍した。
報道志向がありTBSを退社、テレビ朝日の情報番組への出演が決まった。
彼女のフリー後初レギュラー番組が『サタデースクランブル』である。

番組内での彼女の発言や、進行の仕方については、私は必ずしも評価してこなかった。
異を唱えることもあった。
しかし、彼女が礼儀正しく、繊細な性格の持ち主であることは周知の事実だった。
彼女の存在は、番組に大きな明るさをもたらしていたのである。

最近は、あまり元気がよくないという話を漏れ聞いていただけに、不安が現実のものとなり、至極残念だ。
口では厳しいことを言ってきたが、実は、私は彼女がメインキャスターとして夕方や夜の報道番組を担当することを期待していたのである。

もはやそれは、叶わぬものとなってしまった。

私は川田亜子というアナウンサーが大嫌いであり、そして大好きだった。
失って、初めて分かるものがある。大切な人を亡くしてしまった。

私は天の邪鬼だから、こんな書き方しか出来ない。申し訳ない。

衷心よりご冥福をお祈りする。

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2008年05月20日

「ポスト福田が決まらない」 自民党・町村派の憂鬱

水面下で動き始めた「ポスト福田」を巡る党内攻防。決して「遠い未来」の話などではない。

<自民党町村派>「ポスト福田」固まらず

20080519-00000102-mai-pol-thum-000.jpg(C)毎日新聞

 自民党町村派は19日夜、東京都内のホテルでパーティーを開いた。福田康夫首相まで4代続けて首相を出した党内最大派閥(所属議員86人)として、各派幹部ら約5000人の出席者を集め、力を誇示した。しかし、「ポスト福田」の総裁候補は固め切れておらず、幹部から「派の実態はばらばら」との声が漏れるなど、展望が描けない状況だ。

 同派代表世話人の中川秀直元幹事長はパーティーで「派内からこれからもヒーローやヒロインを続々と誕生させたい」と強調。そのうえで「改革の旗の下に、町村派や自民党の枠を超え、結集を呼びかけなければいけない」と政界再編の主導権を握る考えも示した。

 「ポスト福田」が固め切れないのは、同派会長を務めた町村信孝官房長官に総裁候補として派内の支持が集まらず、中川氏についても、女性スキャンダルが一因で森内閣の官房長官を辞任した経緯から、候補としてふさわしくないとの見方が強いからだ。

 そうした中で、同派出身の小泉純一郎元首相が同派中堅の小池百合子元防衛相を「将来の首相候補」と指名したり、派内若手が道路特定財源の一般財源化を要求して党執行部を突き上げるなど、序列無視の行動が目立っている。パーティーでは、伊吹文明幹事長が「(支持率が低迷する)福田首相は苦しんでおり、一糸乱れず支えてほしい」と注文する場面があったほどだ。

 同派幹部からは「総裁候補がいなければ、派としての求心力は失われる一方だ」と、同派の将来を不安視する声も出ている。【近藤大介】

(20日、毎日新聞)

昨日(19日)夜、都内のグランドプリンスホテル赤坂で、町村派の政治資金パーティーが開催された。
衆参両院で86人の所属議員を抱え、森―小泉―安倍―福田と「4代連続」で首相を輩出している、自民党内ナンバーワン派閥、町村派。
パーティーには約5000人もの人が集結し、会場は身動きできないほどの混み様だった。

町村派は、去年(2007年)9月の福田政権発足以来、町村信孝官房長官、中川秀直元幹事長、谷川秀善両院議員総会長の3人による「代表世話人制」を採用している。
町村氏は現内閣でのナンバー2、中川氏は政局に強いとされる政治家、谷川氏は参院自民党のベテランであり実力派である。
しかし、町村氏は入閣に伴い派閥を離れ、町村派は現在、事実上の「中川会長」体制となっている。

昨日のパーティーには、伊吹派の伊吹文明幹事長や、古賀派の古賀誠選対委員長など、他派閥の大物議員も集結した。
伊吹幹事長は「4代続けて首相を出すとこれほどの人が集まるのか」と、驚いてみせた。
古賀選対委員長は「清和研(町村派)は自民党史にかつてない金字塔を打ち立てた」と賛辞を贈り、「ポスト福田」を伺う麻生太郎前幹事長も圧倒されたのか、「結党以来の危機を克服するため一緒に頑張っていくことをお誓いしたい」と話した。

中川氏は、フジテレビ系の“月9”ドラマ『CHANGE』を例に出し、「今まで日本のドラマで政治は悪役だったが、初めてヒーローとして描かれた。『正直』こそが政治の原点だ。我々清和研(町村派)もヒーロー、ヒロインをこれからも誕生させたい」と挨拶した。
これは、他派閥の「ポスト福田」の動きを牽制した発言ともいえる。

町村派には、総裁候補がいないというわけではない。しかし、「有力な総裁候補」がいないということは事実だ。
毎日新聞の記事にも書かれている通り、「インテリ議員」として名高い町村氏の求心力はあまり強くなく、かつて女性スキャンダルが発生した中川氏も、派内で強い支持を得られていない。
「小泉チルドレン」と称される町村派の議員たちからは、小池百合子元防衛相を総裁候補に推す声もある。

「有力な総裁候補」がいないというのは、先日発足した「新古賀派」(今後は古賀派と表記する)においても同様のことである。
谷垣禎一政調会長という「総裁候補」がたしかに存在するのだが、派内には麻生氏を「ポスト福田」に推す議員もいて、とてもでないが一枚岩とはいえない。
現時点で明確な総裁候補が決まっている派閥というのは、それこそ麻生派ぐらいなものだろう。

通常国会閉会直後の6月16日には、自民党の大塚拓衆院議員と丸川珠代参院議員の結婚披露宴が行なわれる。
大塚氏は2005年の総選挙で初当選した「小泉チルドレン」、丸川氏は昨年(2007年)参院選で初当選した「安倍チルドレン」だ。
関係者によると、安倍晋三前首相の「結婚を機に、一緒に町村派に入ったらどうか」という誘いがあったとのことである。近々、2人は町村派に入会する予定だ。
丸川氏は石原伸晃前政調会長(党東京都連会長)の指導の下、選挙戦を戦い抜いた、いわば「石原ファミリー」ともいわれる。そのため、石原氏と同じ山崎派に入会するのではないかという憶測も飛んでいたが、町村派に入会することで決着したようである。

総裁候補がいても、「明確な総裁候補」がいないということは、つまり「大粒の総裁候補」がいないということである。
「小粒」「中粒」の総裁候補ばかりがいても、それでは「ポスト福田」を巡る話は一向に前進しない。
町村氏、中川氏は生粋の自民党議員であるが、小池氏は日本新党をスタート地点とし、数多くの政党を渡り歩いてきた議員だ。
このことから派内には「小池アレルギー」を訴える大物・中堅も少なくないが、2004年には、非自民党(保守党)で党首を務めた扇千景参院議員(当時)が女性初の参院議長を務めるなど、全体の大きな流れは着実に変わってきている。
結局のところ、あとは各「ポスト福田」候補の求心力次第ということなのだろう。



<追記>

さて、「ポスト福田」を見据えての動きについて、昨日の麻生氏。

「ポスト福田」、控え目意欲=麻生氏

 「戦う前に手の内を明かすほどあほじゃない。首相になるには時の運もあるし、時代が求めるリーダー像もある」。自民党の麻生太郎前幹事長は19日午後、都内で行った講演で、「ポスト福田」への意欲をただす質問をさらりとかわしてみせた。

 国民的人気の高い麻生氏だが、この日は「今からどういう時代が(来るか)、このままの状態がしばらく続くのかどうか、ちょっと見てみないと何とも申し上げられない」と慎重な物言いに終始。支持率低迷にあえぐ福田康夫首相への配慮からか、「経済政策の話をしたとたんに、あしたの新聞に『福田打倒への経済政策』と書かれるので、この話はしない」とも語った。 
(19日、時事通信)

政治家の発言というのは、慎重になった時からが「聞きどき」だ。
目前に迫った、総理総裁の椅子。自民党議員の誰も「福田総裁」で総選挙を戦おうとは、思っていない。

15日夜には、都内の料亭で、麻生氏と古賀選対委員長の会談が実現した。麻生派の山口俊一衆院議員の公認の謝礼を名目に、麻生氏が古賀氏を誘ったものである。当然、今後の政局運営についても話がなされただろう。
このようなニュースを聞くと、政局好きにとっては、まさに嗅覚踊る思いだ。とはいえ、麻生氏と古賀氏が急接近し関係を密にすると考えるのは、いささか無理がある。麻生氏と古賀氏の間にある壁は、意外と厚い。
今後の自民党政局は、まさに霧の中である。

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2008年05月14日

ついに誕生“新古賀派” キーマンが語る今後の自民党政局


20080514-00000005-maip-pol-view-000.jpg(C)毎日新聞

昨日(13日)の「道路整備財源特例法」衆院再可決で、「道路国会」と呼ばれる今国会での与野党の攻防は、一段落しつつある。
その一方で、福田内閣の支持率は下落を続け、解散・総選挙を控えた自民党内では、「ポスト福田」を見据えた水面下の動きが始まっている。
今後の政局はどうなっていくのか。
鍵を握る自民党の古賀誠選対委員長が、テレビ東京のインタビューに応じた。

古賀氏「あと3,4か月で9月。(前回の衆院選から)丸三年になりますね。丸三年を過ぎれば、みんなが“解散・総選挙は危険水域”として次の戦いに備える当然の時期だと思います」

年内の解散・総選挙は否定しつつも、選挙準備を着々と進める、自民党の古賀誠選対委員長。
「ポスト福田」を見据えた政局の行方とは――。

 ★

「カンパーイ!!」

昨夜、都内ホテルにて開かれた「宏池会を語る会」で、自民党の堀内光雄・元総務会長の声が上がった。
壇上には、堀内氏から見て右隣に谷垣氏、左隣に古賀氏が立っていた。

昨日、古賀派と谷垣派が合流し、61人の衆参国会議員を抱える「新古賀派」が誕生。
町村派や津島派に並ぶ、自民党内の一大勢力になった。

古賀氏「時来たれば、宏池会主軸の政権誕生のために、同志一同結束して…」

福田政権を支えることを前提としながらも、将来は総裁派閥として影響力保持を狙う古賀氏。
「ポスト福田」の一人、谷垣禎一政調会長を抱える古賀派だが、結成パーティーには「ポスト福田」の最右翼、麻生太郎前幹事長の姿も。

麻生氏「今回の合併に入れてもらえなかったやつが来ないと、また何か言われちゃかなわねえと…」

 ★

先週、東京・銀座。
「ポスト福田」を見据えた麻生氏の夜の会合を、テレビ東京のカメラが捉えた。
会合の相手は、去年(2007年)自民党に復党した野田聖子氏。麻生氏の側近は、野田氏との会合の意味をこう語る。

麻生氏に近い議員「この会合は、野田氏と仲のいい古賀選対委員長への接近だよ。野田さんは古賀さんと仲が良いからね」

これまで距離を置いてきたといわれる麻生氏と古賀氏だが、ある自民党幹部は、最近二人の距離が縮まってきていると話す。

古賀氏「(麻生氏は)政権を担っていくという思いがある。これはね、私は、麻生氏に(政権を担う)資格もあるし能力もある。有力な候補者の一人であるということは否定しません」

 ★

「また(私が)風をつくるの。楽しみにしといて下さい」

一方、「ポスト福田」に急浮上してきたのが、小池百合子・元防衛相。
「小泉チルドレン」と新たな政策グループを結成したり、政局に影響力を持つ中川秀直元幹事長と新たな議連を設置するなど、今後の布石づくりに余念がない。

水面下で動き始めた、自民党政局。
キーマンは、今後の政局をこう語る。

Q.解散総選挙の時期は?

古賀氏「解散総選挙というのは、直ちに行なわれるという状況ではない」

Q.年内の解散はあるのか?

古賀氏「私はね、ありえないことだと思ってます」「時間下さい、少し。福田政権にね。しっかりした、国民に理解される安心した政治が定着しますから。期待していただきたいと思います」

古賀氏は福田政権を支持することに今後も変わりがないことを強調する。
しかし注文として、福田カラーを打ち出すために、7月の北海道・洞爺湖サミット前後に内閣改造をして人心一新を図るべきだとの考えを示している。

参考リンク:きょう古賀・谷垣派、多難な合流(5月13日、産経新聞)


<追記>

「過去の『中宏池会』(新古賀派)に関するエントリ一覧」

2007年5月11日:古賀氏の動きが左右する「中宏池会」構想
2007年5月17日:“中宏池会”構想で亀裂をさらに深める古賀派
2007年8月14日:「谷垣副総理」という安倍流サプライズ
2007年9月28日:「中宏池会」構想は早ければ年内にも?
2007年10月13日:「中宏池会」いよいよ実現へ
2007年10月24日:「中宏池会」実現で古賀派分裂の可能性も
2007年11月21日:「加藤の乱」から7年… 混沌とした政局の中の「中宏池会」
2007年12月7日:「中宏池会」実現 “大義”なしでは困る
2007年12月20日:久間元防衛相から守屋氏への“クリスマス・プレゼント”
2008年1月17日:古賀・谷垣派の未来は けっして薔薇色ではない
2008年3月15日:中宏池会 “因縁”のホテルで合同総会
2008年4月11日:自民党・麻生派 狙うは「自力」での総裁選出馬

左上の検索ボックスから検索していただければ、エントリを閲覧することが出来ると思う。
「中宏池会」結成の経緯を知りたい方には、以上のエントリを読んでもらいたい。余計なウェブサイトを見るよりは、このブログのエントリだけ読んでもらったほうが分かりやすいだろう。

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2008年05月09日

問責したいやつには、問責させておけ

昔々、平成という時代がありました。その時代、日本にまともな保守政治家はいませんでした。

<中川元幹事長>「衆院解散は来春以降に」との考え強調

 自民党の中川秀直元幹事長は8日、所属する町村派の総会のあいさつで「(福田康夫首相が掲げた)道路特定財源の一般財源化を、来年度予算でしっかり実行してみせることが大事だ。衆院解散・総選挙はそれからで十分だ」と述べ、衆院解散は来春以降にすべきだとの考えを強調した。

 また、民主党が後期高齢者医療制度廃止法案を今国会に提出する構えをみせていることに対し「制度に問題があれば改善策を講じることは必要だが、(根本から)改めないといけないという議論は極めて無責任だ」と批判した。【近藤大介】

(8日、毎日新聞)

民主党は、今国会において、福田康夫首相に対する「問責決議案」を提出することを見送った。
代わりに、冬柴鉄三国交相に対する問責決議案を提出する方針を検討している。

民主党が今回「問責決議案」の提出を見送ったのには、2つの理由がある。
1つは、首相に対する「問責決議案」なるものが、そもそも憲法にも明記されておらず、しかも法文化されている性質のものでもないからだ。効力ゼロのものを行使しても意味がない、というわけである。
もう1つの理由は、問責決議案を提出し、長寿(後期高齢者)医療制度など政策に関する話し合いを棚上げにした場合、国民世論からの猛批判を浴びかねないという懸念があるからだ。

私は、「問責したいやつには問責させておけ」と思っている。
「首相に対する問責決議案提出」なるものはパフォーマンスにすぎず、そのパフォーマンスすら満足に行なえない民主党。
首相に対して効力ゼロの問責決議案が、国交相に対して有効であるはずがないのに、民主党執行部はそれすら分からないでいる。
「問責するぞするぞ」と言っておいて、結局しない。代わりに、国交相に対してだったら問責する、という。
どこまでも中途半端で女々しい判断。民主党が「たしかな野党」ですらない事実の証左である。

ところで、平沼赳夫元経産相らが中心となって、「反自民」の新しいグループを作るという構想が浮上している。
この構想には、国民新党の綿貫民輔代表や亀井静香代表代行なども参画しているとのことだ。

この際はっきり書いておくが、平沼氏は、郵政民営化法案一つにすら賛成できなかった、しがらみだらけの似非保守政治家である。
平沼氏といい、城内実氏といい、日本には信頼できる保守派政治家はいないものか。
私自身は保守主義の理念・政策に深く同調する身だが、俗に永田町で「保守政治家」と呼ばれる人々には、何の魅力も感じない。

なお、亀井氏、城内氏については、過去にこのブログでも散々罵倒してきたので、今さら新たな悪口を書くつもりはない。

その点、私は「保守新党」という政党の大綱や政策はよい出来だったと思う。
この政党は現在自民党に吸収され、当時の保守新党・二階俊博幹事長は、現在、自民党の総務会長という大役に就任している。
その他、山谷えり子参院議員は安倍晋三前政権下で首相補佐官を務め(福田政権下でも続投中)、泉信也参院議員は国家公安委員長を務めている。
高村正彦外相の言葉を真似するつもりではないが、今度暇でも出来たら「保守新党のおもひで」という本を書いてみようかと思う。

保守だのリベラルだの叫んでみたところで、議員個人個人の持つ「人間性」が下劣極まりなければ、それはもう世の終わりである。
どんなに素晴らしい日本が存在し、どんなに素晴らしい東京が存在したところで、政治家がまともでなければ意味がない。
――もちろん、その政治家を選出しているのが我々国民であることを忘れてはならないが。

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2008年05月06日

「日本くん」と「中国くん」 国際社会のクラスの中で

胡錦濤来日の前に、一度考えてみてほしい。
日本の国益たるは何たるや。効果的な策とは何たるや。

<胡錦濤主席>6日来日 7日に日中首脳会談

 中国の胡錦濤国家主席が6日、中国国家元首としては10年ぶりに来日し、7日に福田康夫首相と会談する。今回の来日は日中関係を長期的、安定的に継続させる土台作りと位置づけられている。チベット問題、東シナ海のガス田開発、ギョーザ中毒事件など課題も山積、不安要素を乗り越えて信頼関係を固められるかが焦点だ。

 日中首脳会談では、72年の国交正常化以来4番目となる共同文書に合意し、「戦略的互恵関係」を本格化させることを確認する。

 閣僚級による日中ハイレベル経済対話、環境関連の技術協力などのほか、日本の国連安保理常任理事国入り、北朝鮮問題、台湾問題なども議題にのぼるとみられる。

 日中関係は小泉純一郎元首相の靖国神社参拝により冷え込み、首脳往来も途絶えた。しかし、06年10月に安倍晋三前首相が訪中した後、昨年4月の温家宝首相来日、同12月の福田首相訪中と続いた。

 さらに今年7月の北海道洞爺湖サミット、9月の日本での日中韓首脳会談など、首脳往来は活発化する見通しで、共同文書には首脳同士が年に1度、定期的に往来する枠組みを盛り込む。【須藤孝】

(5日、毎日新聞)

今日(6日)、中国の胡錦濤国家主席は、中国の国家元首としては1998年以来10年ぶりに来日する。
明日(7日)には、福田康夫首相との首脳会談が予定されているほか、奥田頌・前日本経団連会長や田中真紀子元外相との会談などが予定されている。

日中関係については、以前このブログでも書いたが、ある程度「中国次第の日中関係」という側面があるのは否めないと思う。
永田町や評論の世界では「中国に対してしっかり物申せ」「中国をびしっと批難せよ」との対中国強硬論が根強い。
それが、ここ数年に来て対中批判活動に意図的な煽りが加わり、さらに強硬な姿勢が広く国民に受け入れられやすい土壌となっている。

チベット民族問題や言論の自由の問題などで、中国はとてもでないが政治的には民主的な国家だとは言えない。
中国共産党の一党独裁政権の下、経済面においてのみ過度な資本主義が採用されているというのは事実だ。

私は対中批判にも耳を傾けるべき意見は多いと思うが、しかし、世の中には“悪口の言い方”というものがあると思う。
「国際社会」というクラス(学級)において、「日本くん」が「中国くん」に対して悪口を言ったところで、例えば「アメリカくん」や「フランスくん」は、中国くんの悪口を言う「日本くん」の主張を受け入れてくれるだろうか。

外交政策面においては、そういうことを考えなくてはならない。
中国の悪口を言うのであれば、中国に対する効果的な悪口の言い方をしなければならない。
「日本くん」が運動神経がよくて喧嘩強い少年であったなら、「中国くん」に正面切って喧嘩を売り込むのも一つの策として有効であるが、こと日本は中国製の商品がなければ、日常生活を満足に行なえない。一日の食事さえままならない状況だ。

「中国くんは悪いやつだ!!」と声高に「日本くん」が叫んでみたところで、その意見が「アメリカくん」や「ロシアくん」に受け入れられず、「日本くん」が「国際社会」というクラスで孤立してしまってはいけないだろう。
同じ悪口を言うにしても、ある意味においては陰湿に言動を行なわなければ、日本が国際世論の賛同を得ることは難しい。
日本という国家には、そういう観点から国際外交を考える必要がある。それは単なる「親中」でもなく単なる「反中」でもない、冷静で理知的な外交姿勢だ。

「全方位外交」を議員時代からの政治主張とする福田首相は、日本の国益を考え、対米姿勢におけるハードルも対中姿勢におけるハードルも、万遍なく乗り切ることの出来る政治家だと期待している。
福田首相の表面上の発言をストレートにしか聞いていない方々にとっては、私のこの意見は「過度な福田期待」だと聞こえるかもしれない。
しかし、外交とは必ずしも一筋縄には行かないものである。ある程度の遠回りが、実は一番の近道であったりする。今は、日中関係のこれからを百年の計で考えるべき時期だ。



<追記>

「日本くん」「アメリカくん」など、国家の擬人化に興味のある方には『Axis powers ヘタリア』(日丸屋秀和著、幻冬舎)という単行本コミックスをオススメする。
20万部以上のベストセラーとなっている漫画だが、各国民の文化性や国民性を歴史的背景を踏まえて描写しているので、世界史マニアのみなさまにとっても十分鑑賞に堪え得る作品だと思う。この春オススメの一冊だ。


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2008年05月04日

“山崎派のこれから”を左右する石原伸晃氏の存在

山崎拓「キングメーカー化」大作戦。まずは、小手調べに存在感PRから。

<山崎拓氏>「サミット直後に内閣改造を」

 自民党の山崎拓前副総裁は3日、福岡市内で記者団に、支持率低下に歯止めがかからない福田政権の浮揚策について「7月の北海道洞爺湖サミット直後に内閣改造を行うべきだ。9月の定期改造との話もあるが、早期が望ましい」と語った。また、「道路整備財源特例法改正案の衆院再可決、外交日程の間は改造しにくい」と述べ、サミット前の改造は困難だとの見方を示した。

 支持率下落の要因となった後期高齢者医療制度については「運用を改善しないと秋の臨時国会の運営は難しくなる。改善なくして次の総選挙は戦えない」と見直しを求めた。【田所柳子】

(4日、毎日新聞)

昨日(3日)、自民党の山崎拓前副総裁(山崎派会長)は、福岡市内で記者団に対し「北海道・洞爺湖サミット(今年7月)直後に福田康夫首相は内閣改造を行なうべきだ」と語った。
山崎氏が指摘する通り、たしかに現在の福田内閣は、基本的には第2次・安倍晋三内閣(前内閣)人事を踏襲している。
与謝野馨前官房長官と自民党の伊吹文明幹事長が閣外に外れ、外相だった町村信孝氏が官房長官に、防衛相だった高村正彦氏が外相にスライドした。
空席となった文部科学相には渡海紀三朗衆院議員が、防衛相には石破茂衆院議員がそれぞれ着任。安倍前内閣の人事を“微調整”した結果生まれたのが、現内閣である。

では、だからといって現内閣に「福田色」が一切ないかというと、それもまた違う。
福田首相にとって政治運営の“相談相手”である与謝野氏をあえて閣内から外し、「親中色」の強い高村氏を外相に任命した。
以前このブログでも取り上げた通り(※)、福田首相は「偽装親中派」とでも言うべき外交スタンスを取っている。

福田首相の父・赳夫元首相がそうであったように、元来福田首相は「親米派」であった。
小泉純一郎政権下で劇的に冷たい関係となった日中関係。それは、一時的に安倍晋三政権下で温まりかけた。これは安倍前首相が「靖国神社に参拝するかしないかは言わない」という立場を表明したからである。
そこに来て安倍前首相は辞任。福田氏が急きょ新しい総理に選ばれたが、福田氏は中国との関係を「再び悪化させることはしない」という外交姿勢を採用することに決めた。
これが「福田首相は親中派」であるという事実のバックグラウンドであり、福田首相としては、特別に「中国」という国家そのものにこだわりがあるわけではない。ここら辺が、河野洋平衆院議長や高村外相のような生粋の「親中派」とは違う点であろう。

さて、話題は福田内閣の改造に移るが、山崎氏が昨日「サミット直後に改造をすべき」と言ったのには、どんな背景があるのか。
これは必ずしも「俺を閣内に入れろ!!」という主張ではないだろう。むしろ、「ポスト福田」レースに向けて山崎派の存在感を党内外にアピールしたいという計算がありそうだ。

ご存知の通り、山崎派には石原伸晃前政調会長という「将来の総裁候補」がいる。
私は、石原氏が「ポスト福田」に浮上する可能性は、現時点では低いとみている。彼の名前が挙がってくるとすれば、それは「ポスト・ポスト福田」としてとなるだろう。
しかし、だからこそ山崎派は、石原氏を「将来の総裁候補」として温存し、力を蓄えさせなければならない。
今回の山崎氏の発言からは、石原氏の存在を党内外に忘れさせてしまってはならないという“親心”のようなものが感じられると思う。
もちろん、石原氏が将来総裁になった時に、得をすべきなのは誰なのか。――山崎氏の発言は、そういうことを踏まえての発言である。



<追記>

今年3月に終了した『ワールドビジネスサテライト 土曜版』(テレビ東京)の後番組、『音楽ば〜か』(テレビ東京、毎週土曜午後11時20分〜11時45分)が面白い。
素人ミュージシャン「キミー・ブラウニー」「メラニー」など、あまりにも強烈な個性を持ちすぎているキャラクターが登場してくる。実にショッキングな番組内容だ。

昨日(3日)の放送では、スタジオライブに「ガガガSP」が出演し、日産セレナのTVCFテーマ曲『にんげんっていいな』を歌っていた。
『まんが にっぽん昔ばなし』(毎日放送)のエンディングテーマとしておなじみの曲、国民的アニメ主題歌といえる曲だが、ガガガSPのアレンジは、聴く者すべてに元気を与えてくれる。
『さよなら人類』(たま)以来の名曲だと言えるだろう。

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2008年05月03日

「小沢・山岡が馬鹿だから、民主党の若手も馬鹿になっていく」

ハマコー氏が述べた通り、民主党の若手議員は“最終加工”で毒されている。

「解散、総辞職せず」=森、青木氏と確認−福田首相

 衆院山口2区補欠選挙で自民党が敗北した4月27日夜、福田康夫首相が同党の森喜朗元首相、青木幹雄前参院議員会長と首相公邸で会談した際、「当面は衆院解散・総選挙や内閣総辞職はしない」ことを確認していたことが3日、明らかになった。

 これに関し、同党幹部は「(7月の)北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)までを指すものだ。その後のことは、内閣支持率も低迷しており、流動的だ」と指摘した。会談では内閣改造も話題になったという。 

(3日、時事通信)

今日(3日)の毎日新聞長官によれば、同紙の全国世論調査の結果、福田康夫内閣の支持率は18%まで下落。
昨年(2007年)9月の政権発足以来の最低を更新した。
長寿(後期高齢者)医療制度、ガソリン税などの暫定税率を復活させた祖税特別措置法の再議決に対して「評価しない」との回答が、それぞれ77%、74%となった。

過去にもこのブログに記述した通り、内閣支持率なるものは、まったくもって「民意」を反映しているものなどではない。
私が心から尊敬するジャーナリスト、小林和男氏も、今年2月に発売された『狐と狸と大統領 ロシアを見る目』という近著の中で「ゴルバチョフのようにやることをやっていれば、政治家は支持率なんて気にすることはない」と記述している。
支持率などは、国民のその時々のいい加減な気持ちを反映させたものにすぎず、我が国は、支持率を気にする人物が総理大臣をやっている国家などであってはならない。

さて、解散・総選挙はいつになるのか。
私は、これについては2つのポイントがあると思う。1つは、言わずもがな「北海道・洞爺湖サミット」(今年7月)であり、もう1つは「民主党代表選」(今年9月)だ。
ホスト国として迎えるサミットを開催するというのは、福田首相の父・赳夫元首相の悲願であったし、“全方位外交”を政治的特技とする福田首相にとって、今年7月の北海道・洞爺湖サミットは、何が何でも成功させたいものである。

もう1つの「民主党代表選」についてだが、これは同党の小沢一郎代表にとっては必ずしもたやすい選挙戦ではない。
民主党内で、真に民主党を政権与党とさせたいと思う議員が増えれば増えるほど、小沢代表の再選は難しいものとなってくるだろう。
そして、仮に9月の代表選に小沢代表一人しか立候補しないということであれば、「民主党のどこがどう民主的なのか」という批判が党内外から出てくることも避けられないであろう。
小沢代表としては、今年9月の同党代表選前に、福田首相を、何とかして解散・総選挙に踏み切らせたいのである。

さて、そんな小沢代表の“最後の側近”である、同党の山岡賢次国体委員長が、講演で小沢代表をこんな風に小馬鹿にした。

「小沢さんは時々三振する」側近・山岡氏、講演で

 小沢さんは時々三振する――。民主党の小沢代表の側近である山岡賢次国会対策委員長は2日、沖縄県浦添市で講演し、代表についてこう評した。昨年11月の大連立騒動などをさした発言とみられる。

 山岡氏は「国対委員長は野球で言うと監督。小沢一郎さんはうちの4番バッターで監督の指揮下にあるが、あの人は時々三振をするもんですから、その穴埋めをする監督も大変です」。その一方で、「三振もするが、知名度もカリスマ性も我が党では一番ある」と続け、フォローも忘れなかった。

(3日、朝日新聞)

ここまでくると、“最後の側近”にまで馬鹿にされている小沢代表が、可哀想に思えてくる。
ましてや、永田町でも随一の“単細胞”として名高い山岡氏にこんなことを言われてしまっては、小沢代表はまさに涙目であろう。

先月(4月)30日に国会廊下に乱入した、自民党の浜田幸一元衆院議員は
「小沢や山岡が馬鹿だから、民主党の若手も馬鹿になっていく」ということを述べていた。
まさしくその通りである。
民主党には、優秀な若手・中堅議員が少なくない。政策にも明るく、志もしっかりと持っている人が多い。
しかし、党執行部が最低な誘導しかできないから、民主党の若手議員の価値は劇的に下がっている。どんなに素晴らしい商品も、最後に「小沢・山岡」というパッケージをされてしまっては価値がなくなる。そういうことが、今、民主党では起きているのだ。

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posted by Author at 19:56| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 政治・政局 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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