2008年09月03日

「新YKK」が白昼の会談… 意欲を示す小池百合子&石原伸晃

自民党総裁選は、多数の候補が乱立することになるかもしれない。 

森元首相、中川元幹事長に苦言…小池百合子氏擁立の動きで

 自民党町村派の森元首相は3日、同派の中川秀直・元幹事長が小池百合子・元防衛相を党総裁選に擁立しようとしていることについて、「(同派の)代表世話人という立場で(小池氏を)引っ張り出すのはやや問題がある」と苦言を呈した。

 森氏は「(中川氏は)『改革派として候補者を立てなければならない』というが、麻生幹事長は改革派ではないのか」とも語り、麻生氏に「守旧派」のレッテルを張るような言動は慎むべきだとの考えを強調した。都内で記者団に語った。

(3日、読売新聞)

きょう、自民党は両院議員総会を開いて来る自民党総裁選を10日告示、22日投開票との日程で行うことを正式に決定。
出席した河野太郎衆院議員などからは「党員票を300票まで増やして総裁選をやってほしい」との意見が出たが、谷津義男両院議員会長は、半ば強行的に総会を閉会した。
自民党総裁選は、387票の議員票と、141票(47都道府県各3票ずつ)の地方票の計528票で投票が行われることになった。

両院議員総会で「党員票を増やすべき」との意見が出たことについて、谷垣禎一国交相は「こういう時のルールがある。(総裁選は)ルールにのっとってやるということでしょう。やはり、政策論争がしっかりされなければならない」と話した。
石破茂前防衛相は、記者団に対し「出来るだけ多くの党員が投票できるようにすべきだ」と述べた。

そんな中、小池百合子元防衛相(町村派)の出馬を模索する動きが本格化している。
中心として動いているのは、小泉構造改革路線を継承すべきだという姿勢の中川秀直元幹事長だ。
昨日、中川氏は、小池氏、石原伸晃元政調会長、渡辺喜美前行革担当相らと相次いで会談した。
一連の会談の後、中川氏は記者団に「改革派から誰か擁立しなければならない、誰かが出なければならないという意見があった」と語ったが、具体的な候補者名の言及は避けた。

当の小池氏は、町村派幹部に出馬を相談するなど可能性を探っているが、町村派今回の総裁選を「自主投票」とする構えで、小池氏が公認候補になれるかどうかは厳しい情勢だ。
今朝、小池氏は記者団に対し「いろいろみなさんと連絡を取り合っているが、野球は一人では出来ませんので…」と意味深な言葉を投げかけた。

麻生氏、小池氏に次ぐ「第3の候補」の擁立を模索する動きも出ている。
きょう午後、塩崎恭久元官房長官、茂木敏充行革担当相ら有志議員10人は、国会近くに集まり、総裁選への対応を協議した。
会合の結果、10人は「3、4人の候補者が政策論争を展開するのが望ましい」との認識で一致。
派閥単位での推薦や選挙活動は行わないよう、臼井日出男総裁選挙管理委員長に申し入れることを決めた。

協議の場で候補者として名前が挙がったのは、塩崎氏や渡辺前行革担当相(無派閥)、石原元政調会長などの名前だ。
中でも、石原氏は出馬に向けて意欲を示している。今現在、山崎派に特別な総裁候補はいないから、山崎派の公認候補として総裁選に出たいという皮算用だ。
石原氏は、記者に対し「そういう(出馬模索の)声を若い人、先輩から頂いているが、まだ決断するときには至っていません」と述べるに留めた。

そして興味深いのは、きょう昼、古賀派会長の古賀誠選挙対策委員長、山崎派会長の山崎拓前副総裁、無派閥の加藤紘一元幹事長の3人が会談したことだ。
「新YKK」と称される3氏は、政治理念などを巡って麻生氏と微妙な関係にあるとされ、対抗馬擁立の是非について協議したとみられる。

この他、与謝野馨経済財政担当相の擁立を目指す動きも一部にあるが、大きな広がりにはなっていない。

本日(3日)付の毎日新聞朝刊「緊急座談会」では、東京大学の御厨貴教授が次のように述べている。

 昔は自民党で非主流派や反主流派となり、3年か4年、歯を食いしばって頑張ると、自分の派閥に芽が出てきて政権交代があると思っていた。でも、今はそのような先は考えず、冷や飯を食うのをいやがる。次の総選挙で自分が当選するか、そのためにはどの総裁が良いかで決めてしまう。(今回の総裁選が)これまでと同じタイプの総裁選になるのを憂慮しています。

また、政策研究大学院大の飯尾潤教授は今回の総裁選の行方をこう予想している。

 今度の総裁選には、意外に多くの議員が立候補するのではと感じています。内閣改造の結果、自民党内にはバラバラ感があります。誰が勝ち馬か分からなくなれば、「相手が強くなければ出よう」ということになるからです。
 権力闘争が激化すれば、自民党はそれなりに力を回復します。野田聖子消費者行政担当相や石原伸晃元国土交通相の名前も挙がっていますが、人がついてくるかどうかは読めません。

本命麻生、対抗小池、そして「第3の候補」――。
自民党総裁選は、飯尾氏の指摘する通り、少なくない人数の候補が出馬するのかどうか。
埋没する民主党代表選(21日投開票)と比較すると、自民党総裁選は“派手”に行われる可能性が高い。全国各地で演説会を行うことも確定している。

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posted by mityosi at 22:25| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | ポスト福田スペシャル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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