2008年12月02日

渡辺元行革相が「離党」宣言? 不快感あらわにする派閥ベテラン

渡辺氏には、杉村太蔵議員の文章を読んで学んでほしい。

<自民党>ベテラン、若手を叱責 相次ぐ首相批判に警戒感

jimin_20081202.jpg(C)毎日新聞

 ◇「総裁を守る気なくて、何で政治家をやってるのか」

 麻生太郎首相の政権運営を巡り、自民党の中堅・若手から批判が相次いでいることに対し、森喜朗元首相らベテラン議員が警戒感を強めている。延長国会で野党が政権批判を強める中、首相批判を容認し続けると、有権者の自民党離れを助長しかねない。党内の結束を求める各派閥領袖クラスと、次期衆院選への危機感を強める若手との間で、世代間対立も強まっている。

 「自分たちが選んで2カ月の総裁を守るという気持ちなくして、何で政治家をやっているのか。マスコミに受けたいのなら、お笑いタレントでもやればいい」

 森氏は11月30日、兵庫県洲本市の講演でこう語り、中堅・若手の動きを厳しく批判した。とりわけ、渡辺喜美元行政改革担当相や塩崎恭久元官房長官に対しては「テレビがくると、我先に麻生さんの悪口をぽんぽん。それなら、(自民党を)やめていけばいい」と不快感をあらわにした。

 自民党内では総裁選で首相を支援した町村信孝前官房長官や伊吹文明元幹事長、津島雄二元厚相ら各派領袖が首相への批判を強める中堅・若手らに直接注意するなど「沈静化」に奔走。森氏も先月30日、首相批判を展開した町村派の若手議員を電話で叱責(しっせき)し、首相擁護で歩調を合わせる。

 森氏らが中堅・若手グループの動きに神経をとがらせるのは、麻生首相の足元が揺らぎ、首相自身に批判を受け止めるだけの「余裕」がないからだ。古賀誠選対委員長は1日夜、東京都内の会合であいさつし、「政局が混迷し、厳しい時こそ挙党一致でやるのが、自民党の良き伝統だ」と強調した。

 ただ、党内では、中堅・若手とは別の動きも広がる。森氏と同じ町村派の中川秀直元幹事長は、週内にも社会保障に関する議員連盟を結成する予定。中川氏の周辺は「政権の足りないところを補う『補麻生』の役割を果たしたい」と説明するが、「反麻生」での連携の可能性もくすぶる。

 渡辺氏は1日のBS11の「インサイドアウト」の収録で、森氏の批判について「平時モードの発想で頭の中が非常時モードになっていない。ちょっと古すぎる」と逆に森氏を批判。収録後、記者団に対し「いろいろな集団が大同団結することもあり得る」と述べ、中川氏らの動きに関心を示した。

 森氏は30日の講演で「自民党が野党になったとき、ぞろぞろ党から出ていった。その傾向が今また表れている」と述べ、あえて93年の衆院選での野党転落当時にふれた。若手議員が政権交代におびえる中で、党内には「各省庁はもう麻生政権を見放して、民主党シフトを取っているのではないか」(参院自民党幹部)との疑心暗鬼まで広がっている。【高山祐、近藤大介】

(2日、毎日新聞)

きょう(2日)、自民党の渡辺喜美元行革担当相はテレビ朝日の情報番組に出演し、将来の自民党離党・新党結成などの可能性について「(自身の麻生政権批判に対して)『自民党から出て行け』とかずいぶん言われ始めたが、もっと言われるとそういうことになる可能性もないわけではない」と含みを残した。
渡辺氏は、自らに同調する人数については「2か月前に(党総裁選で)新総裁をつくったので、そう簡単に20人も30人も(離党へ)かじを切れる状況にはない」と発言。
その上で、「タイミングもある。今は、地道に仲間を増やしていくしかない」と述べ、当面は突出した行動は控える考えを示した。 
これに対し、大島理森国対委員長は同日夕、「(渡辺氏は)政治家としての器が小さい。誰も信用しなくなる。テレビに出て自分の組織の批判をすれば、国民は面白いかもしれないが、面白いだけの政治家になってはいけない」と渡辺氏を批判した。

自民党内では今、一部の若手・中堅議員から麻生太郎首相を批判する声が相次いで出ている。
これに対し、若手・中堅に対して“逆批判”をしているのが森喜朗元首相(町村派最高顧問)ら派閥領袖のベテラン議員だ。
先月(11月)30日、森氏は兵庫県で講演し、「自分たちで選んだ(まだ在任期間)2か月の総裁を守るという気持ちなくして、何で政治家をやっているのか。マスコミに受けたいのなら、お笑いタレントでもやればいい」と語った。
森氏が発言の念頭においているのは、渡辺氏や塩崎恭久元官房長官、山本一太参院議員らだ。
森氏は、「テレビ(の出演依頼)が来ると、われ先に麻生さんの悪口をポンポン。それなら、(自民党を)やめていけばいい」とも発言、不快感をあらわにしている。

党内では、9月の総裁選で麻生首相を支持・支援した町村信孝前官房長官(町村派会長)や津島雄二党税調会長(津島派会長)、伊吹文明元幹事長(伊吹派会長)ら各派領袖が、麻生批判を展開する若手・中堅議員らに直接注意するなど奔走。
森氏自身も、先月30日、首相批判を行っている町村派の若手議員を電話で叱責している。

ただし、党内では、一部若手・中堅とは異なる議員らによる、ある“動き”も見受けられる。
森氏と同じ町村派の中川秀直元幹事長は、今週中にも社会保障に関する議員連盟を結成する予定だ。
中川氏周辺は「政権の足りない所を補う『補麻生』の役割を果たしたい」と説明しているが、渡辺氏ら「反麻生」グループとの連携の可能性も取り沙汰されている。
渡辺氏も、昨日(1日)行われたBS11の番組の収録後、記者団に対し「色々な集団が大同団結することもあり得る」と述べるなど、早くも中川氏らに“ラブコール”を送った。

ご存知の通り、自民党は安倍晋三元首相と福田康夫前首相の2年連続での辞任劇により、支持の受け皿が半崩壊している。
同党の杉村太蔵衆院議員も、福田政権発足時には、自身のブログで
「失った信頼、これを取り戻すことは容易なことではありません。
微力ですが決まった以上は全力でお支えします。
それが政党人としての務めであります。」
と語るなど、信頼回復と首相下支えの重要性を訴えていた。
「3人目の辞任総理」を生み出さないためにも、自民党内は一致団結して麻生首相を支えるのが本来あるべき姿のはずだ。しかし、渡辺氏らは目の前の「受け」を狙って、麻生批判を展開し続けている。
挙句の果てに、渡辺氏は、自民党を離党するなどという言葉もちらつかせているが、本当にそれができるのであればすればよい。森氏が先月30日の講演で指摘した通り、「自民党が野党になった時、(議員は)ゾロゾロ党から出て行った」。その再現をしたいというのであれば、どうぞご自由に、という感じだ。

自分たちが担ぎ出した総裁を、在任期間2か月程度で一転、批判姿勢に転じるなど、人間としても政治家としても不見識極まりない。
もちろん、麻生首相にも「定額給付金」をめぐる迷走や失言問題など、批判されるべくして批判されている点も少なくない。しかし、それらは「あの時麻生を総裁に選んだのに、裏切られた」という論理に結びつくものではないはずだ。
今国会での2次補正予算の提出をめぐる問題についても、党総裁が党において一度決めたことに対して、決まった後に異論を挙げるなど、勇気不足もはなはだしい。

渡辺氏らの動きからは、浅薄なポピュリズムしか見受けられない。
河野洋平衆院議長(元総裁)は、かつて当時の自民党に反発し、新党「新自由クラブ」を結成、自民党を離党した。口だけ動かすのはもうやめて、あの時の河野氏の気概を少しは見習って欲しいものだ。

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posted by Author at 21:24| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 政治・政局 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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