さくらパパ 民主党から参院選出馬 「年金問題に腹立つ」
民主党の小沢一郎代表は11日昼、鹿児島市内のホテルで、プロゴルファー、横峯さくら選手の父良郎氏(47)とそろって記者会見し、夏の参院選比例代表で良郎氏を同党公認候補として擁立することを発表した。
「さくらパパ」の愛称で知られる良郎氏の知名度を生かし、無党派層の集票に結びつけたい考え。良郎氏は「政治は生活だと思う。年金問題には腹が立つ。今までは自分のことで精一杯だったが、経済的にも年齢的にも余裕が出てきて、今後はみなさんに還元していきたい」などと意欲を語った。
(12日、毎日新聞)
被選挙権を持つ人は、誰しも選挙に立候補できる。性別、職業等は問わない。
問題となるのは、「国民を代表する人物に値するか否か」だ。
横峯氏の今回の選挙におけるキャッチフレーズは「てげてげチャレンジ」。
「てげてげ」とは鹿児島弁で、「大雑把」「適当」という意味だという。
なぜ、この「てげてげ」を選挙のキャッチフレーズにしたのかと記者に問われると、横峯氏は「深い意味はない」と答えた。
まさに、「てげてげ」である。
なぜ、民主党から出馬したのかと問われると、「自民党に入ったら、年金問題とかで文句を言えないじゃない。仲間だから」と、とても政治の世界に片足突っ込んだはずの人間とは思えない発言。
会見に同席した手塚仁雄前衆院議員から「47都道府県を回ってほしい」と要請された時には、「え?都道府県が47もあるの?オレも47歳。一緒だなあ」と、とても47歳とは思えない発言をしていた。
政策として、横峯氏は、学校改革を訴えた。
「例えば午前中に国語や算数をやり、午後からは専門分野を教えるなど変える部分はたくさんある」と、実に壮大なプランを発表。
会見に同席し、横峯氏の隣に座っていた小沢一郎代表は、この“政策”をどのような思いで聞いていたのだろう。
横峯氏本人は「私はタレント候補ではない。さくらも安定してきたし、世間に恩返しするいい時期。若い人の声を代弁したい」と話している。
本人はそう言うものの、自民党から東京選挙区に出馬する丸川珠代氏ではなく、横峯氏こそ“タレント候補”の称号にふさわしいのではないだろうか。
私に言わせれば、民主党という政党から出馬する時点で、横峯氏の知的レベルが明らかになってしまったと思うが、政治経験もなく、政治に対する思い入れも(おそらく)ない横峯氏に出馬を打診する民主党にも、実に驚き呆れるばかりである。
これで「二大政党制」「政権準備政党」などと自称しているのだから、厚顔無恥も甚だしい。
前原誠司前代表らのグループが、今なお「小沢民主党」に在籍していることに強い違和感を覚えてならない。前原氏ら自身も、自身がこんな政党に所属していることに、プライドを傷つけられる思いだろう。
対する自民党は11日、中山恭子・拉致問題担当首相補佐官(67)の参院比例代表での公認を決めた。
中山氏の夫は、「ゆとり教育」是正をぶち上げたことで有名な中山成彬元文科相。
かねてから「選挙の切り札」的存在として、出馬を噂されてきたが、自民党に逆風が吹いているとも言われる中で迎える今回の参院選で、ついに出馬ということになった。
拉致問題を重要課題と位置付ける安倍政権が迎える、初の国政選挙において、拉致問題にこれまで取り組んできた中山氏の出馬は、ある意味シンボリックであると言える。
段々と近づいてきた参院選。
国会の会期延長の可能性も残される中で、自・民それぞれの“目玉”候補2名が登場したわけだが、どうも私には、“目玉”と言えども、横峯氏と中山氏とでは“目の色”が違うような気がしてならない。


