2007年09月16日

小沢代表が「淘汰」されるその日まで

31億円の不動産を抱える民主党代表。彼の行き着く先はどこだろう。

不動産どうする?小沢代表、保有資産31億円

 平成18年政治資金収支報告書では、安倍晋三首相の辞任表明でいよいよ政権の座が近づいてきたように見える民主党の小沢一郎代表の富裕ぶりが目立つ。自身の政治団体と関係団体の保有資産は繰越金と不動産だけで計31億円以上にのぼっている。また、小沢氏は今年6月に成立した不動産所有を禁止する改正政治資金規正法に基づき、保有不動産を「処分する」と述べていたが、いつどのように処分するかは未定だという。

◆資産ため込み

 報告書によると、小沢氏の側近とされる平野貞夫元参院議員がともに会計責任者を務める改革国民会議の繰越金は11億8354万円、改革フォーラム21は6億9262万円で、この2団体だけで計18億7616万円にも上る。

 2団体の報告書の会計責任者の氏名には訂正印が押してあり、もとはともに樋高剛氏の名前が記されていた。樋高氏は元衆院議員で、小沢氏の元秘書でもある。

 もともと改革国民会議は小沢氏が党首だった自由党の政治団体、改革フォーラムは小沢氏が代表幹事を務めた新生党の政治団体だった。自由党は平成15年9月26日の解党当日に、改革国民会議に13億6816万円を寄付しており、国会で「政党助成金の返還逃れではないか」(自民党の故松岡利勝元農水相)と追及された経緯もある。

 小沢事務所側は「うちの政治団体の資金は合計2億円余り。改革国民会議と改革フォーラム21は関係はあるが、小沢氏の団体ではない」と説明し、資産のほとんどは不動産だと強調する。

 ただ、自民党側は「体裁はともかく実質的に小沢氏の政治団体であることは間違いない。政権奪取の資金をため込んでいるのか」(国対筋)と注視している。

◆処分予定なし

 小沢氏の資金管理団体「陸山会」が都内など12カ所に保有している不動産に関しては、さきの通常国会で与党側から「何のために政治資金で不動産を買い続ける必要があるのか」「名義上、小沢氏本人のものとなっており、資産形成ではないのか」などと追及された。

 また、仮に小沢氏が死亡した場合、遺族が相続せざるをえず、「個人資産と何ら変わりはない」(自民党幹部)との指摘も出ていた。

 小沢氏は2月に記者会見を開き、「個人資産ではない」と説明したが、結局、改正政治資金規正法で新たな不動産取得は禁じられた。このため、小沢氏は7月の産経新聞のインタビューに対し、「面倒だから処分する」と表明している。

 ただ、事務所側は「まだ処分はしていない。処分の予定は今の時点ではない。これからも法律に基づき適正に対応する」としている。

                   ◇

■小沢一郎氏の政治団体(総務省届け出分)の資産

(1)陸山会             10億8055万円
(2)誠山会              1億3735万円
(3)小沢一郎東京後援会          2706万円
(4)小沢一郎政経研究会          2134万円
(5)改革国民会議          11億8354万円
(6)改革フォーラム21        6億9262万円
   総計              31億4246万円

※金額は繰越金(陸山会は不動産資産を含む)。(5)、(6)について小沢事務所は「関係団体だが、小沢氏自身の政治団体ではない」と説明

(16日、産経新聞)

世間の関心(というよりはマスメディアの報道)は自民党総裁選に集中し、“政権準備政党”を自称する民主党に関する報道は、良いものであれ悪いものであれ、報道されにくい現状だ。
普通のニュース番組を見ていただけでは知り得ないニュースを、このブログでは取り上げたいと思う。
ずばり、今夜取り上げるのは、民主党をめぐる「政治とカネ」の話である。


産経新聞が大々的に報じた「民主・小沢代表 保有資産31億円」のニュース。
記事を読むと、小沢氏は、政治家というよりはむしろ「資産家」ではないかと思えてくる。

国会議員の給与は、基本的に我々国民の税金であり、当然、小沢氏もそれを受け取っている。
小沢氏の政治資金管理団体の話では、小沢氏が保有している資産のほとんどは「不動産」であるというが、これはもちろん、税金によって構築された「不動産」だ。

しかしながら、この「不動産」を現金という形で受け取る資格を持つのは、小沢氏であり、小沢氏の家族なのである。
国民の血税で、実に31億円もの資産を形成しておきながら、「受け取りは小沢氏」との現状を放置し、一切、資産処分の動きを見せない。

特に自由党解党当日、政党助成金を、実質上の自身の政治団体に「移動」させるという行動はあまりにも「露骨」すぎる。
とてもでないが、透明感を感じられない「カネ」の動きが、ここにはある。


以前、自民党の中川秀直前幹事長などに対して、小泉純一郎前首相が

「小沢の(不動産)問題は、大事にしろ」

と語ったことがあったという。
たしかに、31億円もの「カネ」が、まるで個人の資産のごとく運用され続けている現状は、あまりにもダーティーさを感じさせるものだ。


話は少し飛ぶが、私の座右の銘は「自然淘汰」である。
一時は興隆の様相を呈していても、真に善なるものだけが生き残り、悪なるものは社会から排除されていく。
どこぞのIT社長や、投資ファンド会長やらの行き着いた先を見れば、この言葉が事実のものであることはお分かりいただけよう。
許しがたき悪人に対し、いちいち腹を立てることなどは必要ない。自然と彼らは「淘汰」されていくのだ。いずれやってくるその時を、悠長に待っていればよい。

同時に、この「自然淘汰」という言葉は、自戒の言葉でもある。
悪行や愚行を続けることにより、自身が社会から「淘汰」されないよう、気を付けねばならない。
まさに、「自然淘汰」は諸刃の剣としての力を持つ言葉であり、堅実なる自己を築くための大切な信条なのではないかと思う。

私は、“トロイカ体制”なるものが「淘汰」されてこそ、民主党は真に“政権準備政党”になれるのだと思う。
彼らがこの国の政治の舞台から姿を消すまであと何年がかかるのかは分からないが、我々は悠然と待ち構えておればよいではないか。
特に私は、現代表が「政治とカネ」の大きな問題で政治生命を追われるその日を、楽しみに待っていようと考えている。

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ラベル:民主党 小沢
posted by Author at 18:47| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 政治・政局 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
小沢氏は田中角栄の懐刀でしたね。今に生きる金券腐敗政治の最後の継承者。角福戦争のリターンマッチが始まろうとしていますね。当時福田氏は派閥政治に対し、政策論で対抗し、敗れ続けてたが、最後の最後に総理総裁へと登り詰めましたよね。その当時小泉純一郎さんは福田氏に弟子入りし、政策政治の勉強をしていたんでしたね。角栄氏はロッキード事件により自然淘汰され、福田氏が政権を担いました。小泉純一郎さんは福田康夫氏とは1つ屋根の下で育つ旧知の仲間。今回の総理総裁選挙後、解散総選挙で1度政権を民主党に渡し、小沢政権樹立。その後自民党が大きく揺れ、金券腐敗政治に浸っている政治家が民主党へと鞍替えをしたと同時に不動産疑惑を持ち出して小沢氏もろとも民主党を吹き飛ばし、政策政治集団の新しい自民党に生まれ変わった状態で、もう一度小泉純一郎さんが表舞台の総裁となり、解散総選挙をまたおこし、政権を新自民党で奪取。派閥の力を無力化し、金券腐敗政治と決別し、政策政治集団の一枚岩となる自民党で小泉改革をしやすい環境を作り上げ、継承しながら安定長期政権の樹立を計る事で、逆に改革スピードと効率を上げて行くのかな?と考えてました。福田康夫氏は父親の政治思想を完全樹立させる為の腐敗した党員をふるいにかける為のフィルターになり、小泉純一郎とタッグを組んで新たな日本を造る為の、新日本列島改造論を断行する事で、田中角栄氏より続く呪縛を完全消滅させようとしてる気がします。小泉純一郎さんの後継者は舛添氏では?
素人の予想は有り得ない事だらけで笑われますが、本気で思ってますし、自分ならそうします。
Posted by えいけつ at 2007年09月17日 02:20
えいけつさん、コメントありがとうございます。
鋭いご指摘ですね。
麻生派を除くすべての派閥が“福田支持”で固まったのには、何といっても小泉前首相の支持発言があったからだと思います。
そして、小泉前首相が最も嫌悪しているのが、他ならぬ「田中派」の流れでしょう。
今や民主党は、“平成の田中派”となりました。それを破滅させるために、小泉前首相がかつて使えた師匠の息子=康夫氏が、はたしてどのような政局の動かし方をしていくのか、そして、そこに小泉前首相がどのように関わってくるのか、非常に興味となるところです。
Posted by mityosi at 2007年09月17日 10:13
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