2007年10月04日

小沢一郎氏「国会議員」不適格論

町村派が重みのある人事をする一方、あの人の頭の中は今日も空っぽだ。

<町村派>中川、谷川両氏も代表世話人 「トロイカ体制」に

 自民党町村派は3日、町村信孝官房長官を会長とする体制を改め、町村氏と中川秀直元幹事長、参院の谷川秀善元副外相の3人を代表世話人とする「共同代表制」に移行する方針を固めた。早ければ4日の同派総会で正式に諮る見通しだ。政調会長、幹事長を歴任し同派を離脱していた中川氏が、9月の党総裁選を契機に復帰したことに伴うもの。町村、中川両氏による同派会長の座をめぐる争奪戦を避け、同派出身の福田康夫首相を支える派内体制の強化を狙ったとみられる。

 会長職を置かないことにより、名誉会長の森喜朗元首相は最高顧問に就任する見込み。

 町村、中川両氏は1日夜、東京都内で会談し、派の体制について協議。ともに共同代表として福田内閣を支えることで大筋一致した。さらにその後の調整で、両氏に参院のベテラン・谷川氏も加えた「トロイカ体制」に移行する案を固めた。ただ、派内の町村氏に近い議員らからは町村会長の続投を求める声も出ており、調整が難航する可能性も否定できない。【高山祐】

(4日、毎日新聞)

民主党の“トロイカ体制”に比べきわめて政策に実務的で、自民党K派と比べて友好的な雰囲気の“集団指導体制”。
私は、町村信孝氏が入閣することにより、町村派トップの人事がどうなるか注目していたのだが、突然の「安倍辞任」によりそれどころではない騒ぎとなってしまった。
1週間ほどの党総裁選の末、福田康夫内閣が発足。町村氏は外相から官房長官に“横すべり”し、町村派は党内“主流派”としての存在感を維持。
国会では昨日から代表質問が行われ、政治局面としてはとりあえず一段落したこの時期に、町村派は役員人事を行った。

町村氏が入閣した場合、私は中川秀直元幹事長が町村派を“禅定”されるものと予想していたが、実際にはそういうことにはならなかった。
中川氏については森喜朗内閣で官房長官を務めたし、小泉純一郎政権下では国対委員長を務めた人物だから、みなさんよくご存知のことだと思うが、町村氏・中川氏と共同で代表世話人を務めることになった「谷川秀善元副外相」とは一体どういう人物なのか。

谷川氏は兵庫県出身で、かつて浄土真宗の住職をしていたこともあった73歳のベテラン参院議員である。
これまでに3回当選しており、大阪府副知事時代には「豪腕」副知事として知られた。
過去に党国体副委員長、参院決算委員長などの要職を経験しており、今年8月からは党両院議員総会長に就任している。
様々な党を渡り歩いて「現在、自民党所属に至る」という国会議員が多い中で、谷川氏のような「純粋自民」の人は今や珍しいだろう。
「純粋自民」の谷川氏らしく、自身のホームページでは“自民党への愛”を綴っている。

「自民党にしか出来ないから」

 それは「自民党にしか出来ないから」です。私達は今長く険しい道を乗り越えて、山の中腹に立っています。古いしがらみのある政治と決別し、さみしい前途に光の見えなかった悪夢とも縁を断ち切り、今新しい時代へと踏み出そうとしています。「日本国の未来」という名の山脈はなお私達の行く手に多くの難所を用意していることでしょう。

 足を踏み外しそうになる場所も、又風雨にさらされる時もあるでしょう。しかし私達は決して怯むことがあってはなりません。なぜなら足元にはこれまで登りきった改革の難所のあとを見る事が出来るからです。皆さんは私達と一緒にこの多くの難所を乗り切ったのです。どうしてこの先、怖気づくことがありましょう。自民党は皆さんの道先案内人として皆さんとともに改革の山頂目指して頑張りたいと思っています。

谷川秀善参院議員ホームページより)

党でも国会でも要職を務め続けている谷川氏の存在は、町村派にあっても大変重みのあるものに違いない。
派内で町村氏と並ぶ“プリンス”と目される中川氏。2人の“プリンス”を派のトップに据えつつも、谷川氏という“長老”的存在をもう一人のトップに置くというこの人事はなかなか悪くないと思う。



さて、先述したように、国会では昨日から代表質問が始まっているが、「はたしてこれが、野党第一党の党首としてふさわしい行動なのかな?」と、とてもとても違和感を感じてしまうニュースがあったので、ご紹介する。

国会 代表質問スタート 攻める民主、かわす首相

 ◆小沢氏は登壇せず、本会議も中座

 
 民主党の小沢一郎代表は登壇せず、代表質問を鳩山由紀夫幹事長に任せた。しかも、鳩山氏の質問が終わると、次の伊吹文明自民党幹事長の質問を聞かずに本会議を中座した。

 「民主党にあえて申し上げる。(国政の)責任を分担し、国民不在の自己主張に陥ってはならない」。首相の所信をただす代表質問で、伊吹氏は小沢氏にこう呼びかけた。が、肝心の小沢氏は不在。伊吹氏は「今、小沢氏は議席におられません」と2度繰り返した。

 このころ、小沢氏は国会内の控室。アフガニスタンで活動する福岡市のNGO(非政府組織)「ペシャワール会」に電話していたという。小沢氏は民主党の長妻昭氏の質問が始まると再び議場入り。登壇しない理由について「他の人でも主張は変わらない」と説明しているが、自民党は「失礼な態度だ」とぶぜん。

(4日、毎日新聞)

過去に何度も書いてきたように、国会議員は「国会に出席するから」国会議員なのである。
国会議事堂内における本会議に出席するのは国会議員にのみ許された特権であり、国会内は名刺の交換もご法度の“聖地”だ。
NGOとの電話が悪いことだとは思わないが、「敵の声」を聞くどころか、「敵の姿」すら見ることを拒む人物は、もとより戦をする気がないのだと受け止められても仕方あるまい。

民主党の小沢一郎代表といえば、心臓に持病を抱えることでも有名だ。
小沢氏の話によれば、あまり活発な行動をすると心臓に悪く、食後に仕事をすることは好ましくないと医師から言われているという。
小沢氏は国会本会議の「欠席魔」として知られるが、本会議に出られない理由として「昼食の後は休ませていただいている」などと述べていた。

ところが、である。

先日の福田首相の所信表明演説は午後1時すぎに始まったものだというのに、小沢氏はしっかりと本会議に出席していたのである。
私の常識が正しければ、「午後1時」というのは昼食後間もないような時間だと思われ、本来ならば小沢氏は「働いてはいけない」「休まなくてはならない」時間のはずだ。
ところが先日、小沢氏は本会議に出席――。午前10時半ごろにでも「昼食」を取ったのであろうか?
小沢氏の行動を見る限り、小沢氏は午後1時開会の本会議には出席できるらしいことが判明した。
これまで「食後は動けない」として本会議を休み続けてきた小沢氏だが、もはや言い訳は出来まい。
大体、正午開会の本会議が開かれたとしても、昼食の時間をずらしたりすることは可能なはずだ。何しろ、あの安倍晋三前首相は「おかゆと点滴」しか栄養分を摂取できない状況でも、数か月間総理の職を務め続けたのである。首相在職中、散々安倍前首相を批判していた小沢氏だが、「昼食を食べる時間をずらす」ことすら出来ない人間が、よくもまぁ偉そうに出来たものである。

小沢氏は国会議員なのか。それとも、不動産を多数抱え持つ資産家なのか。
心臓が悪いことにはご同情申し上げるが、国会本会議にすら出られないのであれば、議員をお続けにならないほうがいい。
「国会議員」としてでなくとも、中曽根康弘元首相のように「政治家」を続けることは出来る。国会議員でなくても、NGOに電話することは可能だ。
「政治とは生活である」と彼は言う。しかし彼は、本会議に出席していない上に、論争相手の論すら聞いていない。

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posted by Author at 20:37| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(3) | 政治・政局 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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