2008年02月27日

バラク“フセイン”オバマをやっつけろ!?

本日は、米大統領選に関する面白いニュースをお伝えする。

食品安全問題で対中批判=クリントン氏

 【ワシントン25日時事】米大統領選の民主党候補指名獲得を目指しているヒラリー・クリントン上院議員は25日、当地で講演し、「(中国から)われわれが手にするのは汚染された魚、鉛入りの玩具や毒入りペットフードだ」と述べ、食の安全をめぐり中国を激しく批判した。

 クリントン氏は、対中貿易政策でも「ブッシュ大統領は失敗した」と強調。自分が当選すれば、食品の安全や為替問題などを含めて、対中政策を見直すと明言した。 

(26日、時事通信)

米民主党の大統領候補レースで、熾烈な戦いを繰り広げる、バラク・オバマ上院議員とヒラリー・クリントン上院議員。
私個人の感情はこの際横に置いておくとして、ここ数か月、2人の支持率は拮抗しあってきた。最新の調査では、オバマ氏が優勢だそうだ。
オバマ氏を支持する人々が『Yes, We Can Song』というビデオクリップを作成し、これが全米で大きな話題となっている。

対して若干厳しい位置に立たされているのが、ヒラリー・クリントン氏だ。
オバマ氏に対するネガティブ・キャンペーンを連日繰り返し、果ては、食品安全問題で対中批判まで行なっている。
方向性を失ったかのように見えるここ最近のヒラリー氏だが、もしかしたらこれは、数週間前にヒラリー氏が選挙スタッフ幹部をクビにしたことと関係があるのかもしれない。
「(中国から)われわれが手にするのは汚染された魚、鉛入りの玩具や毒入りペットフードだ」というフレーズを誰が考案したのかは知らないが、この時期でのヒラリー氏の対中批判は、好ましい影響を導くとは考えにくい。

<米大統領選>オバマ氏に「フセイン」連呼 個人攻撃目立つ

 【クリーブランド(米中西部オハイオ州)大治朋子】米大統領選で共和党の指名が確実視されるジョン・マケイン上院議員(71)の応援演説に駆けつけたラジオ局司会者が26日、オハイオ州南部シンシナティでの集会で、民主党指名争いで首位を走るバラク・オバマ上院議員(46)のミドルネーム「フセイン」を連呼した。25日には、イスラム教徒を連想させるターバンを頭に巻いたオバマ氏の写真がインターネット上に流出するなど、オバマ氏への個人攻撃が目立ち始めている。

 マケイン氏支持者ら数百人が集まった会場で、地元ラジオ局司会者は「いずれメディアがバラク・フセイン・オバマの(化けの)皮をはぐだろう」などと計3回、オバマ氏をミドルネーム入りで呼んだ。イラクの故フセイン元大統領を想起させようとの狙いがあったとみられる。司会者の番組は保守的な層に人気があるという。

 オバマ氏はケニア出身の黒人の父親と米国人の白人の母親のもとに生まれ、「フセイン」のミドルネームは父親から譲り受けた。しかし、オバマ氏自身はキリスト教徒で、「イスラム教徒ではない」と強調してきた。マケイン氏は司会者の発言後、記者団に「事前に発言内容は聞いていなかったが、私の責任だ」と謝罪した。

 また、オバマ氏が父親の出身地であるケニアを06年に訪問した際、贈り物の民族衣装に身を包んだ時のものとみられる写真が25日、インターネット上に流出した。流出経路は不明だが、オバマ氏にイスラム教徒のイメージを重ねようとした中傷とみられる。

(27日、毎日新聞)

続いては、保守系リスナーに人気のあるラジオ番組で、司会のDJがオバマ氏のことを「フセイン」と連呼したとのニュースだ。
オバマ氏のミドルネームが「フセイン」であるというのは事実だ。とはいえ、今回の「フセイン」連呼は明らかに悪意的なものだろう。
もうサダム・フセインはこの世にはいないが、アメリカ人にとって「フセイン」というのは忌むべき名前だ。

20080226-00000028-jijp-int-view-000.jpg(C)時事通信

オバマ氏のミドルネームが「フセイン」であるからといって、それがオバマ氏の印象を決定的に悪くするものだとは考えられない。
しかし、ターバンのようなものを身にまとったオバマ氏の写真が流出したことなどを考えると、「アンチ・オバマ」の人々は「オバマはイスラム系だ!」「テロリスト系だ!」ということでネガティブ・イメージ設定をしたがっているのだろう。

オバマ氏は「庶民派ではない」? イノウエ議員が釈明

 【ワシントン=山本秀也】米大統領選の候補指名をめぐる民主党内の争いに絡み、同党所属の有力日系政治家、ダニエル・イノウエ上院議員は、地元ハワイ州の党員集会(今月19日)で勝利を飾ったオバマ上院議員に関する批判が不適切だったとして、関係者に釈明した。地元紙ホノルル・アドバタイザー(電子版)が26日伝えた。

 クリントン上院議員を推すイノウエ氏は、同じハワイ生まれのオバマ氏が地元の名門私立プナホウ高校を卒業したこと挙げて、「貧しい者の行く学校じゃない」と同紙に発言。裕福な校風が「オバマ氏の人生を定めたのでは」と述べるなど、弱者支援の草の根活動をアピールするオバマ氏の“庶民派”ぶりを疑問視していた。

 オバマ氏の母校は、米国併合以前のハワイ王国時代に設立された名門私立。問題の発言について、イノウエ氏は学校当局に書簡を送り、発言があくまでオバマ氏向けだったと釈明した。

 日系移民の家庭に生まれたイノウエ氏は、プナホウ高校に近い公立のマッキンレー高校を卒業。日米開戦後、米陸軍に志願して欧州戦線で負傷し、戦後米政界に進出した立志伝中の人物だ。批判に対し、オバマ氏は「プナホウ高校に進めたのは奨学金のおかげ。ダニー(イノウエ氏)は口を謹んで頂きたい」と反論していた。

(27日、産経新聞)

そしてこれが、具体的な「アンチ・オバマ」議員による発言である。
「オバマ氏は庶民派気取りしているが、実は富裕者向けの学校に通っていた」という発言である。
当のオバマ氏は「奨学金をもらって名門私立に通った」と弁明しているが、こんなネガティブ・キャンペーンを相手にしているだけ、オバマ氏はまだまだ政治家として未熟者だといえるかもしれない。

私はオバマ氏を支持する気もないし、ヒラリー氏を支持するつもりもない。
ただ、オバマ氏が当初からイラク戦争に反対だったのは、イラク戦争開戦時、彼は国政における重要なポジションを獲得していなかったからだ。
つまり、そこら辺にいる居酒屋のオヤジが「おれはイラク戦争に反対だよ! ウ〜ウイッ!(酔)」と言ったこととほぼ同価値の意味合いしか持たないのだ。
仮にオバマ氏が、イラク戦争開戦当時に国会議員だったら、イラク戦争に反対していたかどうかは分からない。自由な身分、発言内容にあまり責任を問われない身分だからこそ、オバマ氏は開戦当時、イラク戦争に反対できたのだ。
オバマ氏が「ヒラリー氏と違い、私は最初からイラク戦争に反対だった」と言うからといって、彼の言葉をそのまま鵜呑みにしてはいけないと思う。
このことを考えると、ヒラリー氏のオバマ氏に対する「言葉だけでは、変革(change)できない」という批判は、ある程度うなずける。

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posted by Author at 15:17| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 2008米大統領選 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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