2008年03月11日

日本の文化「鯨肉食文化」 VS 海賊「シーシェパード」

江戸時代以来の伝統文化を暴力行為で威嚇する団体を、私はけっして許さない。

日本の調査捕鯨船への妨害を続けるシーシェパードの船長を木村太郎キャスターが直撃

20080310-00000755-fnn-soci-thumb-000.jpg(C)FNN

 日本の調査捕鯨船への妨害活動を続けているアメリカの環境保護団体「シーシェパード」。海賊まがいの行為を繰り返している船長に、スーパーニュースの木村太郎キャスターが電話で直撃した。

 過激な抗議活動で知られるアメリカの環境保護団体「シーシェパード」のポール・ワトソン船長。
 
 ワトソン船長は、オーストラリアのテレビ番組に出演した際、「われわれは自分たちのことを、『強欲な海賊』を追いかける、『思いやりの深い海賊』だと思っています」と話していた。

 シーシェパードは、反捕鯨国のオーストラリアで英雄扱いを受ける一方、IWC(国際捕鯨委員会)では名指しで非難されている。

 このワトソン船長を木村キャスターが直撃した。

 木村キャスター「(国連は)いかなる暴力的な海賊行為も禁止していますが、あなたは海賊ですよね?」

 ワトソン船長「何とでも呼んでくれればいいよ。われわれは設立して30年になるが、人を傷つけたことはありません」

 木村キャスター「いや、日本人の乗組員をけがさせましたよ」

 ワトソン船長「してないですよ」

 木村キャスター「いいや、させましたよ」

 ワトソン船長「証拠があるんですか。証拠がないじゃないですか。われわれが投げたものは自然な無害なものだ。においはきついけど、オレンジジュースほど目がしびれることはないよ」

 3月3日、シーシェパードは、悪臭を放つ酪酸の入ったビンなど100個以上を日本の捕鯨調査船に投げ込み、日本人乗組員3人が負傷した。

 一方、自民党の中川昭一元政調会長は、9日のフジテレビの「報道2001」で、シーシェパードについて、「これは海賊行為ですね。はっきり言って」、「正当防衛として、向こうに対してきちっとした武力行為をやる必要があると思う。威嚇なり。(撃沈?)そういうこともあるでしょう」と述べた。

 これについて、ワトソン船長は「かかってきなさい。1981年にシベリアでソ連軍と対峙(たいじ)しているし、いろいろな軍と何回も対峙し、何回も撃たれたんだから、かかってこいよ。対決をしようじゃないか。日本の行為こそが暴力的だ。われわれは暴力的ではない。われわれは誰にも危害を加えていない」と述べ、あくまでも自分たちの危険な行為を正当化した。

 シーシェパードについては、2008年1月、乗組員が「第2勇新丸」に不法侵入し拘束された。

 しかし、日本の調査捕鯨船にいる間の映像を見ると、不法侵入者は談笑するなど、非常にリラックスしていた様子が見て取れる。

 日本鯨類研究所は、「彼らは着替えを持つなど、はじめから居座るつもりでいた」としている。

 不法侵入者が「第2勇新丸」にいる間、シーシェパード側はワトソン船長らが、「彼らは拘束されている」と繰り返し主張していた。

 さらに、食事を提供されると、「天ぷらが食べたい」という要望も出していた。

 彼らは居座ることによって、拘束されていることをアピールしていた。

(10日、FNN-NEWS.COM)

昨日(10日)放送の『FNN スーパーニュース』(フジテレビ)において、木村太郎キャスターが反捕鯨団体「シーシェパード」のワトソン船長に電話で直撃取材した。
上の記事はその会話のやり取りの一部始終だが、一連の「シーシェパード」の行動には目に余るものがある。

今月8日、ロンドンで開かれたIWC(国際捕鯨委員会)の中間会合でIWCは2つの声明を発表し閉幕した。
声明の一つはIWCの機能正常化に関する声明だったが、もう一つは「シーシェパード」の捕鯨妨害行為に関するもので、この声明の中ではIWCは名指しで批判を受けている。
日本の調査線捕鯨に薬品入りのビンを投げるなど妨害行為を行い、負傷者を出した「シーシェパード」に対し、IWCは「人命と財産に危険を及ぼすすべての活動は受け入れられない」として、危険行為の停止を求めた。これは全会一致で採択されている。

国際的な世論では「反捕鯨」の声が高まっているとうそぶく学者もいるが、実情を言えば、反捕鯨国は一部の欧州諸国に過ぎない。
その他「クジラを絶滅させかねない」などとの批判をいう方たちもいるが、これらについては日本捕鯨協会がホームページで反論している(こちら)。
日本捕鯨協会のホームページで分かりやすく「反捕鯨」の声に対する反論がなされているので、ぜひ読んでいただきたいと思う。

このブログでは、一点、捕鯨というものの文化的価値の観点に関する事柄を書きたい。
日本は江戸時代、鎖国をしていたために遠洋航海の出来る船を建造することは禁じられていた。
しかし、明治以降の沿岸捕鯨の近代化や沖合捕鯨の開始などにより鯨肉を入手することは可能で、日本の食卓では広く鯨肉食文化が受け入れられた。
これはノルウェーでも同様であり、現在もノルウェーは捕鯨推進国の一つである。

このように捕鯨は江戸時代以来、日本国民の舌に馴染んできた食材の一つであることは間違いなく、小学校などの給食で「鯨肉の竜田揚げ」などが支給されてきたことからもそれは察せられるだろう。
日本の捕鯨が我が国の伝統文化であることにもはや反論の余地はなく、今後も鯨肉食文化は維持されるべきものであると考えるが、いかがだろうか。
仮に鯨肉を食することを否定するのであれば、同様に牛肉や豚肉を食することも否定されなければいけなくなってくる。――このように書けば、反捕鯨団体の主張が如何に実情を見ていない稚拙なものであるか、お分かりいただけるかと思う。

その上で、私は「反捕鯨」の声の一つひとつにも耳を傾けたいと思う。そして一つひとつに対して、しっかりと「捕鯨は生物学的にも倫理的にも何ら問題はない」ということを主張していきたいと思う。
しかし、「シーシェパード」のように危険行為を行ってくる団体を相手にするとなれば、話は別だ。
あらゆる団体やNGOが「反捕鯨」を主張することは大いに容認するが、他者に対して殺傷行為をしてまで反捕鯨運動をするとなれば、その団体はもはやテロリスト集団である。木村太郎キャスターが指摘したように「海賊」であるとも言えよう。
暴力を行使して言論・思想の自由を侵すということは、民主主義にあって断じて許されないことであり、一刻も早く根絶しなければならないものでもある。
私は「シーシェパード」の連中が行なってきた危険行為を、もはや日本国民としてだけではなく、この地球に生きる者の一人として許すことができない。

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posted by Author at 14:55| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
面白いニュースクリップをありがとうございました。

鯨の食文化のお話がありましたが、戦後の食糧難の頃、
GHQの施策により遠洋捕鯨が奨励された経緯があるようですので、
その延長線上にある給食のクジラの竜田揚げなどは、
ノスタルジーと呼ぶのが最もふさわしいように思います。

むしろ、江戸初期より明治半ばまでの、
手漕ぎ船を何艘も繰り出し銛や網で鯨を仕留める鯨漁と、
その延長線上で現在も行われている日本沿岸の小規模捕鯨が、
日本の鯨文化の本流ではないでしょうか。

すなわち、日本の鯨文化というものは、
遠洋航海による捕鯨の鯨ではなく、
沿岸で捕獲される鯨を対象として継承されるべきだと思います。

私はどちらかと言うとシー・シェパード賛成派です。
Posted by まあくん at 2008年03月12日 01:03
まあくんさん、コメントありがとうございます。
たしかに遠洋航海での捕鯨か、沿岸での捕鯨かということでは、事情が少し異なってきますよね。
公海上の自由に関する考え方などでも、捕鯨推進諸国と反対諸国の意見の対立が目立ちます。
また、シーシェパードの活動が今後どのような方向に向かうかは個人的に注視していきたいと思います。
Posted by mityosi at 2008年03月15日 19:29
勿論シーシェパードは絶対に許されないですよ。
Posted by 電車男。 at 2012年12月14日 10:24
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