昨日(13日)の「道路整備財源特例法」衆院再可決で、「道路国会」と呼ばれる今国会での与野党の攻防は、一段落しつつある。
その一方で、福田内閣の支持率は下落を続け、解散・総選挙を控えた自民党内では、「ポスト福田」を見据えた水面下の動きが始まっている。
今後の政局はどうなっていくのか。
鍵を握る自民党の古賀誠選対委員長が、テレビ東京のインタビューに応じた。
古賀氏「あと3,4か月で9月。(前回の衆院選から)丸三年になりますね。丸三年を過ぎれば、みんなが“解散・総選挙は危険水域”として次の戦いに備える当然の時期だと思います」
年内の解散・総選挙は否定しつつも、選挙準備を着々と進める、自民党の古賀誠選対委員長。
「ポスト福田」を見据えた政局の行方とは――。
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「カンパーイ!!」
昨夜、都内ホテルにて開かれた「宏池会を語る会」で、自民党の堀内光雄・元総務会長の声が上がった。
壇上には、堀内氏から見て右隣に谷垣氏、左隣に古賀氏が立っていた。
昨日、古賀派と谷垣派が合流し、61人の衆参国会議員を抱える「新古賀派」が誕生。
町村派や津島派に並ぶ、自民党内の一大勢力になった。
古賀氏「時来たれば、宏池会主軸の政権誕生のために、同志一同結束して…」
福田政権を支えることを前提としながらも、将来は総裁派閥として影響力保持を狙う古賀氏。
「ポスト福田」の一人、谷垣禎一政調会長を抱える古賀派だが、結成パーティーには「ポスト福田」の最右翼、麻生太郎前幹事長の姿も。
麻生氏「今回の合併に入れてもらえなかったやつが来ないと、また何か言われちゃかなわねえと…」
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先週、東京・銀座。
「ポスト福田」を見据えた麻生氏の夜の会合を、テレビ東京のカメラが捉えた。
会合の相手は、去年(2007年)自民党に復党した野田聖子氏。麻生氏の側近は、野田氏との会合の意味をこう語る。
麻生氏に近い議員「この会合は、野田氏と仲のいい古賀選対委員長への接近だよ。野田さんは古賀さんと仲が良いからね」
これまで距離を置いてきたといわれる麻生氏と古賀氏だが、ある自民党幹部は、最近二人の距離が縮まってきていると話す。
古賀氏「(麻生氏は)政権を担っていくという思いがある。これはね、私は、麻生氏に(政権を担う)資格もあるし能力もある。有力な候補者の一人であるということは否定しません」
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「また(私が)風をつくるの。楽しみにしといて下さい」
一方、「ポスト福田」に急浮上してきたのが、小池百合子・元防衛相。
「小泉チルドレン」と新たな政策グループを結成したり、政局に影響力を持つ中川秀直元幹事長と新たな議連を設置するなど、今後の布石づくりに余念がない。
水面下で動き始めた、自民党政局。
キーマンは、今後の政局をこう語る。
Q.解散総選挙の時期は?
古賀氏「解散総選挙というのは、直ちに行なわれるという状況ではない」
Q.年内の解散はあるのか?
古賀氏「私はね、ありえないことだと思ってます」「時間下さい、少し。福田政権にね。しっかりした、国民に理解される安心した政治が定着しますから。期待していただきたいと思います」
古賀氏は福田政権を支持することに今後も変わりがないことを強調する。
しかし注文として、福田カラーを打ち出すために、7月の北海道・洞爺湖サミット前後に内閣改造をして人心一新を図るべきだとの考えを示している。
参考リンク:きょう古賀・谷垣派、多難な合流(5月13日、産経新聞)
<追記>
「過去の『中宏池会』(新古賀派)に関するエントリ一覧」
2007年5月11日:古賀氏の動きが左右する「中宏池会」構想
2007年5月17日:“中宏池会”構想で亀裂をさらに深める古賀派
2007年8月14日:「谷垣副総理」という安倍流サプライズ
2007年9月28日:「中宏池会」構想は早ければ年内にも?
2007年10月13日:「中宏池会」いよいよ実現へ
2007年10月24日:「中宏池会」実現で古賀派分裂の可能性も
2007年11月21日:「加藤の乱」から7年… 混沌とした政局の中の「中宏池会」
2007年12月7日:「中宏池会」実現 “大義”なしでは困る
2007年12月20日:久間元防衛相から守屋氏への“クリスマス・プレゼント”
2008年1月17日:古賀・谷垣派の未来は けっして薔薇色ではない
2008年3月15日:中宏池会 “因縁”のホテルで合同総会
2008年4月11日:自民党・麻生派 狙うは「自力」での総裁選出馬
左上の検索ボックスから検索していただければ、エントリを閲覧することが出来ると思う。
「中宏池会」結成の経緯を知りたい方には、以上のエントリを読んでもらいたい。余計なウェブサイトを見るよりは、このブログのエントリだけ読んでもらったほうが分かりやすいだろう。

