福知山の議員事務所で保管へ 旧谷垣派「宏池会」看板
京都に行くことになった旧谷垣派事務所の「宏池会」看板(東京都内)
自民党・旧谷垣派事務所(東京都)の「宏池会」看板が、谷垣禎一政調会長の京都府福知山市の議員事務所で保管されることになった。「加藤の乱」で旧古賀派と分裂、2派とも宏池会の看板を掲げたが、両派合流で新たに古賀派となり、役割を終えた。
看板は前知恩院門跡の故中村康隆氏が揮毫(きごう)した。1999年の派閥事務所移転の際、所属議員だった奥田幹生元文相が依頼した。翌年の加藤の乱後は旧谷垣派に引き継がれ、旧古賀派は故宮沢喜一元首相が筆を執った看板を掲出した。
旧谷垣派事務所は今月末で閉じる。谷垣氏は「さまざまな政策論議を見守った思い出ある看板だが、今後は宮沢先生の書の下、新生宏池会で団結したい」と話した。
(24日、京都新聞)
このブログでは、自民党「中宏池会」結成までの経緯を詳しく取り上げてきた。
古賀派に事実上吸収されるような形になったのが、谷垣禎一政調会長率いる谷垣派だ。
本日は「谷垣ネタ」を3本お届けする。
1本目は、古賀派との合併で「用なし」になった、旧谷垣派時代の「宏池会」看板の行方についてだ。
谷垣氏の地盤・福知山の議員事務所に“リサイクル”されることが決まったという。
これは前知恩院門跡の中村康隆氏(故人)が揮毫(きごう)した看板である。
麻生派は元来が「宏池会」であったが、現在は「為公会」という新しい屋号を前面に掲げているので、古賀派と谷垣派の合併は、事実上の「宏池会一本化」といえる。
後期高齢者医療 廃止法案を谷垣氏批判
自民党の谷垣禎一政調会長は24日、津市で講演し、民主党など野党4党が参院に提出した後期高齢者医療制度(長寿医療制度)廃止法案について「廃止すると大きな混乱が起こる。新しい構想を何も示さずに元に戻そうというのは無責任極まる」と批判した。
制度を廃止した場合の問題点として(1)若い世代の負担が不明確(2)市町村によって保険料負担の差が広がる−と指摘した。
(25日、産経新聞)
次に、民主党など野党が提出した「後期高齢者医療制度廃止法案」についての発言である。
谷垣氏は、福田康夫首相同様、野党のこの動きを批判した。
本廃止法案の提出に当たり、記者団の問いに応じた福田首相は「元の制度がダメになったから新しい制度を設けたというのに、『元の制度に戻す』という野党の対応は無責任だ」と、民主党など野党を批判した。
政策通の谷垣氏としては、この後期高齢者(長寿)医療制度の必要性について、分かりやすい言葉で国民・有権者に説明する姿勢が求められよう。
<衆院選>谷垣政調会長「人物本位がいい」
自民党の谷垣禎一政調会長は26日の東京都内での講演で、衆院の選挙制度について「私は基本的には中選挙区論者だ。多様な民意を国会で一つにするには政策本位より人物本位の選挙がいい」と述べた。与党の政策責任者が政策本位を否定したかのような発言は波紋を広げそうだ。
小選挙区制には「マニフェスト中心の選挙になり、イエスかノーかをはっきりさせて妥協できないので、ねじれが解消しにくい」と疑問を投げかけた。【三沢耕平】
(27日、毎日新聞)
最後は、谷垣氏の考える選挙制度のあり方についてである。
自身を「中選挙区論者である」と公言した谷垣氏の姿勢は、今後の総裁選などをにらみ、党内に存在感をアピールしたものといえる。
「人物本意がいい」との発言が「政策本位を否定」したものだと受け止められてしまうので、この発言は今後、大きなインパクトを持った発言となるかもしれないが、私が見るに谷垣氏は今回、“賭け”でもってこのような発言をしたのではないかと思う。
谷垣氏がこのような「政治的インパクトの大きい発言」をしたのは、これが2度目だ。
1度目は、麻生太郎前幹事長と会談した際の麻生氏の発言を、講演で聴衆に暴露した時である。それは、去年(2007年)1月のことだった。
総裁選で争った二人の会談で、麻生氏が「先に俺に(総理を)やらせろよ」と持ちかけたという話を、谷垣氏が講演でバラした。
谷垣氏の“暴露発言”は党内外から「節操がない」との批判を浴びたが、この一件には古賀誠選対委員長が絡んでいたという憶測の声もある。
「駆け引きをしない谷垣氏としては珍しい行動だ。シナリオを書いたのは古賀氏に違いない」。
ある週刊誌には、このような永田町の“評判”が掲載されている。
谷垣氏は、党内第三派閥となった古賀派で、総裁候補の地位を確立することができるだろうか。
「ポスト福田」を見据えての、谷垣氏の静かな、しかし熱い闘いが始まった。



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