2007年11月25日

山形高2女子自殺から1年… 「遺書」が伝えるいじめの実態

いじめが起きても「知らぬ、存ぜぬ、根拠なし」。これが教育者のあるべき姿だろうか。

山形女子高生自殺:遺族が遺書公表 いじめ再調査を要請

 山形県高畠町の県立高畠高校(山田陽介校長)で昨年11月、2年生の女子生徒(当時16歳)が自殺した問題で、父親が23日記者会見し、本人の携帯電話に残されていた遺書とみられる書き込みの一部を公表、いじめは確認できなかったとする調査結果を出した県教委に再調査を求めた。遺族はこれまで匿名を条件に取材に答えていたが、匿名では説得力に乏しいとして実名公表に同意した。

 亡くなった渋谷美穂さんの父で会社員の登喜男さん(55)=高畠町=がこの日の一周忌法要後に会見した。

 渋谷さんは携帯電話に残されていた書き込みのうち、美穂さんが心情をつづった部分を抜粋し、紙に書き写して報道陣に配布した。実名で書かれた5人の生徒以外の同級生に対し、「これで満足? もう、ワキガ臭くも、おなら臭くもないもんね。皆が言った暴言、痛かった。いつも泣きたかった」「死は怖いけど、生きているより怖くはないです」「今回のイジメでやっと理解した。うぅん、理解させられた。私は皆に不快な思いしか与えられないんだってこと」などと記されている。

 渋谷さんは「今までは学校側の説明しかなく、このままでは娘を救えなかった負い目が大きくなる」と公表した理由を説明。「学校や県教委の報告書に納得していない。死ぬまで真相究明と再発防止にかかわっていきたい」と話した。また、自殺の5カ月前に美穂さんから「お父さんがいじめにあったらどうする」と聞かれていたことも明らかにし、「なぜあの時に疑問を持たなかったのか」と悔やんだ。

 ◇「遺書は根拠の見えないもの」校長がコメント

 遺族の会見を受け山田校長も記者会見し、「5人以外の生徒を一くくりにしていじめの加害者とするような内容になっているが、そのようなことはないと学校では判断し、この遺書を、根拠の見えないものと考えている」とのコメントを出した。【湯浅聖一】

(24日、毎日新聞)

このブログでは、少し前から「神戸・高3男子いじめ自殺」の問題にも触れているが、また一つ、「いじめ自殺」に関わる悲痛なニュースが飛び込んできた。
山形県高畠町にある県立高畠高校で、昨年11月、2年生の女子生徒(当時16歳)が校舎から飛び降り自殺した。
1周忌のあった23日、自殺した渋谷美穂さんの父・登喜男さんが「遺書」の一部を公開したが、そこからは明らかに“いじめ”の背景がうかがい知れる。

 実名で書かれた5人の生徒以外の同級生に対し、「これで満足? もう、ワキガ臭くも、おなら臭くもないもんね。皆が言った暴言、痛かった。いつも泣きたかった」「死は怖いけど、生きているより怖くはないです」「今回のイジメでやっと理解した。うぅん、理解させられた。私は皆に不快な思いしか与えられないんだってこと」などと記されている。

生きることを断念し、自殺を選ばざるをえなかった美穂さん。
「いじめ」というものに苦しんで、苦しんで、そして最後にも苦しい道を選ばざるをえなかったのだ。
「死は怖いけど、生きているより怖くはないです」。16歳の女子生徒にこのフレーズを書かせるほど、いじめの現場は苦痛なものだったのだ。亡くなったのが16歳の少女なら、彼女を自殺に追い詰めたのも同年代の生徒たちである。


このことを受け、高畠高の山田陽介校長は、
 「5人以外の生徒を一くくりにしていじめの加害者とするような内容になっているが、そのようなことはないと学校では判断し、この遺書を、根拠の見えないものと考えている」
とコメントしている。

16歳の少女が苦しみと悲しみの果てに書いた遺書を、「根拠の見えないもの」と一方的に決め付ける山田校長の態度には、憤りを感じる。
この期に及んで、まだ「いじめはなかった」「大したものではなかった」などと言い逃れするつもりなのだろうか。どうして、いじめ自殺の起きた高校の校長という者は、毎度毎度「いじめを否定、学校を擁護」するものなのか。目の前で起きている現実を、どうして受け止めることが出来ないのか。
高畠高校の山田校長からは、滝川高校の桐山智夫校長と“同じニオイ”を感じる。


昨年11月の“事件”発生時には、日刊スポーツが、山形県教育委員会の“信じられない”行動を報道している。

高2女子自殺当日、教育長ら料理店で乾杯

 山形県高畠町の県立高畠高で2年生の女子生徒(16)が自殺した今月22日、佐藤敏彦教育長ら県教育委員会幹部21人が、フランス料理店でパーティーを開き、ワインで乾杯していたことが24日、分かった。

 県教委によると、パーティーは女子生徒が飛び降りた22日午後0時半からわずか6時間後、同日午後6時半に始まり同8時半まで続いた。5000円の会費制で、レストラン3階のパーティールームを貸し切った。前菜、スープ、魚料理、肉料理、デザート、コーヒーのフルコースで、赤と白のワインも出て、酒を飲まない委員はウーロン茶で乾杯した。

 会の趣旨は、人事異動に伴う歓送迎会と、10月に文科相に表彰された伊藤晴夫県教育委員長らの受賞披露会を兼ねたもの。しかし女子生徒転落死の情報は午後3時すぎに伝えられ、高校教育課長ら5人は出席せず県庁に待機し、出席者と連絡を取った。「状況次第でいつでも中止する方針だった」というが、会は最後のコーヒーまで続いた。

 佐藤教育長は会見し「判断が甘く、深く反省している。教員の不祥事や未履修問題で延期しており、実施したがやめるべきだった」と謝罪。県庁には「何を考えているのか」など抗議の電話が殺到した。

(2006年11月25日、日刊スポーツ)

いじめ自殺が発生したとの情報を受けても、まるで「他人事」。
高畠高校は、そして山形県教育委員会は、一体どういう神経をしているのだろうか。どうして「1人」の死と真剣に向き合うことの出来ない者が、“教育者”となりえるだろうか。
私には強く疑問に思えてならない。

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2007年10月30日

“いじめ&殺人容認高校”からまた逮捕者

4人目の逮捕者が出た。「売春強要」の背景には何があるのか。

恐喝少年”援助交際で稼げ”

 神戸市で自殺した高校3年の男子生徒に「ブレスレットを買え」といって現金を脅し取ったとして同じ学年の少年が逮捕された事件で少年は男子生徒に「金がないのなら援助交際して稼いだらどうだ」と迫っていたことがわかり警察は犯行のいきさつを詳しく調べています。

 この事件は神戸市須磨区の私立高校でことし7月に校舎から飛び降りて自殺した3年生の男子生徒に、携帯電話のメールで繰り返し現金を要求したとして同級生ら少年3人が逮捕されたのに続いて、29日、同じ学年の18歳の少年が「ブレスレットを4万円で買え」などと言って男子生徒から5000円を脅し取ったとして恐喝の疑いで逮捕されたものです。

 これまでの調べで少年は男子生徒に「友達が危害を加えると言っているので、ブレスレットを買えばとめてやる」などと持ちかけていたことがわかっていますが、その後の調べで男子生徒が「これ以上は払えない」と言うと少年は「金がないのなら援助交際して稼いだらどうだ」と迫っていたことが他の生徒の証言などからわかりました。

 少年は「脅したつもりはない」などと容疑を否認していますが、警察は30日少年の身柄を神戸地方検察庁に送るとともに、少年が繰り返し現金を要求していたとみて犯行のいきさつを詳しく調べています。

(30日、NHK神戸放送局

自殺生徒に洋服も売りつける

 神戸市で自殺した高校3年の男子生徒に「ブレスレットを買え」と言って現金を脅し取ったとして同じ学年の少年が逮捕された事件で、この少年は、男子生徒に洋服なども売りつけていたことがわかり、警察は、詳しいいきさつについて捜査を進めています。

 この事件では、神戸市須磨区の私立高校で、ことし7月に校舎から飛び降りて自殺した3年生の男子生徒に、携帯電話のメールで繰り返し現金を要求したとして同級生ら3人が逮捕されたのに続いて、同じ学年の18歳の少年が「ブレスレットを4万円で買え」などと言って男子生徒から5000円を脅し取ったとして、29日恐喝の疑いで逮捕され、警察は、30日少年の身柄を神戸地方検察庁に送りました。

 これまでの調べに対し、少年は容疑を否認しているということですが、警察のその後の調べで、この少年は、ブレスレットの売買をすでに逮捕されている17歳の少年を通じて男子生徒に持ちかけていたほか、洋服なども売りつけていたことが新たにわかりました。

 警察は、少年が男子生徒にブレスレットや洋服などを売りつけるようになった詳しいいきさつや自殺との関わりについて捜査を進めています。

(30日、NHK神戸放送局

きょう、国会では、福田康夫首相(自民党総裁)と民主党の小沢一郎代表による「党首対談」が行われた。
冒頭10分間は両党の幹事長らが同席したが、その後は党首同士、2人だけで“密談”。
今回の「党首対談」は、双方に思惑のあるものであった。
福田首相にとっては、来月の訪米を控え、野党との対話実績を作っておきたかったのだろう。
そして、小沢代表にとっては、「党首討論(クエスチョン・タイム)」を出来るだけ先延ばししようとの思惑があったのだろう。渦中の「山田洋行」から支援を受けていた議員は、民主党内にもいる。「党首討論」で福田首相からそこを突っ込まれることを恐れた小沢代表は、本日の「会談」を引き受けたのではないか。
双方「腹の探り合い」となった党首会談。来月2日(金)には2回目の「党首会談」、7日(水)には「党首討論」が行われる予定だ。


さて、昨日(29日)もお伝えした、「神戸・高3男子いじめ自殺」事件。
NHK神戸放送局が伝えたニュースの報道で、加害者少年たちのさらに“悪質”ないじめの実態が明らかとなった。

逮捕された少年らは、被害者である男子生徒(当時18歳)にブレスレットや洋服を強制的に購入させ、男子生徒が経済的に購入できなくなると、「援助交際して金を稼げ」と恐喝したという。
少年らは「脅したつもりはない」と話しているというが、これがもはや「いじめ」を超えた殺人未遂行為であることは誰の目にも明らかではないか。

大体、偽ブランド品の売買などといったものは、ヤクザと連携した暴走族などが常套的に行う違法商行為だ。
暴走族はヤクザに、毎月、設定された上納金を支払う。このことで、ヤクザ、暴走族、双方とも延命がなされるわけだ。
同様に、ヤクザが元締めとなる売春ネットワークも多数存在する。
「偽ブランド品強制売り付け」がダメなら「売春」で金を稼ごうというのが、ヤクザと暴走族の魂胆である。
逮捕された少年らがヤクザと関連していたのか定かではないが、彼らのやっていたことが断じて容認され得ないものであることは確かだ。

しかも、男子生徒に対しての「売春強要」である。明らかに異質な背景を感じざるを得ない。

また、朝日新聞の報道によれば、加害者の少年らは、強制的に作成された男子生徒のホームページ(詳細はこちら)に、男子生徒への中傷はもちろんのこと、当時男子生徒が交際していた女子に対する誹謗・中傷を書き込んでいたという。
記事によれば、ホームページが閉鎖されたとき、男子生徒と女子は「2人で泣いて喜んだ」という。
そうした経緯も踏まえ、どうして男子生徒は最終的に「自殺」という選択肢を選ばざるを得なかったのか。それを考えると、とても胸が痛くなる。

今回のような規模の大きいいじめは、加害者の少年1人1人が「加害者グループ」から脱退しにくい性質のものだ。
「加害者グループ」には主犯格の少年がいて、会計役を務める少年(今回の神戸の事件では「財務大臣」と呼ばれていたらしい)がいて、傷害行為の実行犯がいて、口止めや環境整備などを図る雑用係がいる。
言わば、「加害者グループ」の中で明確な上下関係が出来ていて、その関係ががんじがらめに適用されている間は、「下」の人間であれば「下」の人間であるほどグループから脱退しにくい。
こうした心理的な作用が少年らに働き、「加害者グループ」が肥大化していたいった可能性が十分に考えられる。

「神戸滝川高校自殺事件まとめwiki」(今回の事件の「まとめサイト」)には、加害者とされる少年らの写真や実名、さらには詳細な居住地、そしてこれまでのニュース動画などが掲載されている。
確実に、インターネット上の情報は、新聞・テレビなどの既存大手メディアの情報よりも先進的なものだ。
過去、少年事件の加害者少年の写真や実名を公表した週刊誌などがあったが、速報性の面でも具体性の面でも、明らかにインターネットはそれらを上回っている。
それは加害者少年や学校側にとってはきわめて「不愉快」なことだろうが、すべて事実なのだからそれはしょうがないだろう。

もはや「少年法の精神」では被害者の人権は守れない。
より大事なことは「加害者の人権を守る」ことではなく、「現実に起きているいじめをストップさせる」ことなのだ。
人をしっかり殺害にまで追いやっても、「少年法」で犯罪がカバーされる。そんなことが、はたして誰にとってよいことなのだろうか?

神戸市の私立・滝川高校の少年らがやった行為は断じて許せぬことであり、校長らの対応も実に身勝手なものだ。これでは、「いじめ・殺人容認高校」と糾弾されても致し方ないのではないか。
今後、この事件をめぐっては、新たな逮捕者が出てくる可能性も考えられる。
学校側が彼らを擁護し名前を伏せても、ネット上には彼らの実名があふれている。加害者少年らにとっては、実に残念なことだ。



<追記>

本当にどうでもよいことだが、関根麻里さんが「私が関根“胡麻”里です」と言って出演しているコマーシャルがある(理研ビタミン「ノンオイル胡麻」)
このコマーシャルでの麻里さんの表情は、父・勤さんの若かりし頃の表情に、実にそっくりだ。
やはりDNAはすさまじい。そして、関根麻里さんの活躍ぶりも素晴らしい。私も一ファンです。


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2007年10月02日

神戸・高3自殺…もはやこれは「殺人」だ

(一部再掲)


今年7月3日、兵庫県神戸市の私立・滝川高校で発生した、3年生男子生徒(当時18歳)の飛び降り自殺問題。
大手紙で学校名を報道したのは毎日新聞だけだったというから、この国の異常な「加害者擁護」的価値観がうかがい知れようものだ。
遺書や周囲の証言、学校の調査などにより、男子生徒の自殺の原因は「金銭強要などのいじめ」であったことが明らかとなった。

また、男子生徒の下半身の写真をインターネットのホームページ上に掲載するなど、過激で組織的な「いじめ」の実態が判明している。

<神戸・高3自殺>被害生徒への中傷サイト開設の経緯判明

 自殺した神戸市須磨区の私立高校3年生(当時18歳)に対する恐喝未遂事件で、被害生徒を中傷する文言や写真などを掲載したインターネットのサイト開設の経緯が兵庫県警の調べなどで分かった。今月17日に逮捕された生徒(17)が開設を提案し、25日に逮捕された2人のうちの1人が作業して今年4月ごろに開設。約1カ月後、被害生徒からの依頼を受けたサイトの管理会社が削除していた。

 調べなどによると、被害生徒と加害生徒らは、高2の夏休み前に運動同好会を作り、間もなく活動やメンバーのプロフィルを紹介するサイトを立ち上げた。今年4月、受験のため同好会を解散。サイトも閉鎖したが、その直後に、最初に逮捕された生徒が、被害生徒に関するサイトを代わりに開設することを提案。コンピューターに詳しいもう1人の生徒が開設作業をした。

 サイトの名称は「○○(被害生徒の名前)の部屋」。被害生徒の氏名や住所、電話番号やメールアドレスなど個人情報が記されていたという。開設理由について、生徒らから聞き取り調査した学校側は「その場のノリで面白がって作ったようだ」としている。【武内彩、津島史人】

(先月27日、毎日新聞)

「週刊新潮」(10月4日号)には、目を覆いたくすらなる衝撃的な事実が掲載されている。

「滝川高校が隠し続けた凄惨なイジメ」 (NAOさんのブログより)

新潮の記事に掲載されていた以外の点についても触れると、男子生徒は、加害者に強要された金銭を支払うために、親や学校に内緒でアルバイトをしていたという。
報道を聞いて悲痛な気持ちになるとともに、はらわたが煮えくり返る思いだ。

そしてきょう(2日)、この“事件”に新展開があった。

後輩も現金要求か 遺書に「原因は金」 神戸・高3自殺

 神戸市須磨区の私立高校で3年生の男子生徒(当時18)が飛び降り自殺した事件で、生徒の遺書に「後輩に金を払わされていた」と記されていたことが1日、関係者の話でわかった。この事件では、同級生のフットサル仲間の少年計3人が恐喝未遂容疑で逮捕されているが、生徒が別の複数の少年らからも現金を要求されていた可能性があるという。

 関係者によると、生徒は7月3日に校舎の渡り廊下から飛び降りた。遺書は生徒のズボンのポケットから見つかり、「死ぬ原因のほとんどはお金」と書かれていたという。

 生徒は、逮捕された少年らとは別の同級生から偽ブランド品のブレスレットを購入させられ、その残金の支払いを迫られていることや、後輩にも金を要求されていたとの内容をしたためていた。後輩は中学時代の後輩とみられる。遺書にはこの2人の名前を挙げていた。生徒は自殺直前の3日間、アルバイトをして2万円の報酬を得ていたが、その行方がわからないという。

 一方、逮捕された少年3人と生徒は「うそをついたら1万円支払う」との罰ゲームを約束していた。3人は6月23日と25日、生徒に「はよ金払えよ」などと現金を要求するメールを送信。3人の名前は遺書にはなかったとされるが、生徒は「1万円を払うと言い出したのは自分だが、最後の方は何を言っても信用されなかった」と書いていたという。

 最初に逮捕された少年(17)はいったん容疑を認めたが、接見した弁護人によると、「全くの冗談で、お金を取る気持ちはなかった」と否認に転じ、ほかの少年2人も容疑を否認しているという。

(2日、朝日新聞)

<神戸・高3自殺>逮捕された生徒の弁護人、上申書を提出

 自殺した神戸市須磨区の私立高校3年生(当時18歳)への恐喝未遂事件で、9月17日に逮捕された男子生徒(17)の弁護人が2日、神戸地検に上申書を提出した。上申書では、「逮捕は被害生徒の本意ではなかったと考える」と訴えている。弁護人は先月25日にも慎重な捜査を求める上申書を神戸地検に提出している。

(2日、毎日新聞)

山崎バニラ嬢も出演した今朝の『とくダネ!』(フジテレビ)では、番組が学校側にインタビューへ行くなど、この事件について詳しく取材している。

神戸市高3少年自殺 恐喝未遂事件 (youtube)

荘口彰久リポーターが滝川高校の桐山智夫校長にインタビューしている映像がご覧いただけると思うのだが、一貫した「加害者擁護」「真相隠匿」の姿勢には驚きあきれるばかりだ。

はたしてこの校長先生は“教育者”なのだろうか?
それとも、誰の目に見ても明らかな「いじめ」の事実を隠蔽し、加害者生徒をかばうことを第一とする、利益追求だけを目的とした“学校経営者”なのだろうか?
約6分ほどの動画だが、この動画はその問いへの答えを明確に示していると思う。

陰湿で、肉体的にも精神的にも性的にも暴力的な、組織ぐるみの「いじめ」は、もはや「いじめ」などという生易しい言葉で形容できるものではなく、「殺人行為」だとすら言えよう。

いかなる理由があれ「いじめ」をすることは許されないことであり、精神面においては成人と同等とも思える高校生が、このような大犯罪を犯していたことには、背筋の凍る思いだ。
社会は、「いじめ」による自殺者の発生を何としても防がねばならない。自殺をすることは、「いじめ」に抗議することではなく、結果として「いじめ」に屈することだ。
「いじめ」問題を考えるとき、一番大事なのは、現実に今起きている「いじめ」をこの世から消滅させていくことであり、日本全国で現在発生している「いじめ」をストップさせることだ。

今回の滝川高校における事件では、自殺した男子生徒は、「中高一貫校」という閉鎖的な環境において、身体的にも精神的にも追い詰められていった。
男子生徒は家族には相談できず、教師も「いじめ」の事実を把握でき得る状況にいながら、結果、「いじめ」を放置した。
「この世からいじめをなくしたい」。それが全国の子供たちの悲痛な叫びであり、我々大人が一丸となって実現すべき目標地点のはずだ。

学校や教師が許しても、社会は「いじめ」を許さない。
「少年法の精神」の努力もむなしく、加害者の実名の多くはインターネット上で公然となった。写真も略歴も、住所さえも明らかとなった。
もうこれ以上「いじめ」による自殺者を出してはならない。それが私の、今一番訴えたいことだ。

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posted by Author at 21:04| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | いじめ自殺問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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